　突然マルイ24連のM19が始まっちゃって、しかもトラブル連発だったので、ちょっと疲れた……。

　まだ、ガスブロの話が途中だったような。

　マイ№1銃を目指してカスタムしたマルイ製ハイキャパ、ブラックベアとシルバーホーネット。非常に満足しているので、他に欲しいガバ系は特にない。

　ただし、SIGのナインティーンイレブンだけは欲しい……。SIG GSR グラニットシリーズレイルってやつだ。

　あのSIGが1911を造ったというんだから、私にはたまらない。ベンツがフェラーリを生産した、といおうか？　いやちがうかな？

　例えばS＆Wも1911を造ったが、デザイン的には特段の個性はない。しかし、GSRはSIGデザインに味付けがされている。実際はキャスピアンのフレームにどこどこのパーツなど、アメリカ良品の寄せ集めらしいが、しかし完成品はSIGらしい高精度、高品質になっているそうだ。

　エアガンでこれがあるのは、ウエスタンアームズだけ。私はWAのガバ第1号を買い、M92FS、ショーティ40と買ったがどうにも好きになれず、以後WAは関心の対象外だった。端的に言えば、実射性能がイマイチだからだ。しかし、それでもいいから欲しいと思わせるのがグラニット。

　結局入手した。約20年ぶりのWAだ。

　いや、ビックリした！　握った瞬間にズシっとくる重量感。マルイはもちろん、いかなるモデルでもコレはなかった。すごい感じだ。マルイのハイキャパは、結局のところマガジンが重い。だから銃口部分は非常に軽い。これを重量が手の中にあってコントロールしやすいととるか、銃口が軽すぎて落ち着かないととるかは個人の好みだろう。WAはHWなので全体的に重い。先端にある銃口にも重さがあるというのは、本来はこれが自然なのだろうが、やはり照準する際により重さを感じる。

　WAは、写真では上手く出ないが、見た目は真っ黒で、質感的にも何か凶悪なものを感じさせるものがある。実銃のようだ。これと比べるとマルイのハイキャパは少々おもちゃっぽい……。しかし、ここまで高級感あると、雑には扱えないな、コレは。さすが値段だけのことはある。

　では、最近の（といっても、すでにずいぶん前のだが）WAの実射性能はどうなっているのか、見てみよう。

第172回 あのSIGの1911

第172回　あのSIGの1911