　このブログを始めて約半月、まだ半月。で、初めてブツをゲットしてしまった。

　スペツナアームズ——このなぞのメーカー、某所で初めてその存在を知ってから、どうにも気になって気になって仕方なくなった。（※一般にはスペクナアームズと表記されるが、どうもこれ、ロシア特殊部隊スペツナズなどの「スぺツナ」らしいので、私はこう表記する）

　フルメタル、mosfet、値段は安い、見た目悪くない、グリップが思いっ切りバーティカル、そんなことで、いったいどういう銃なのだろうという好奇心がもたげてきた。オークションサイトのものはちょっと銃身が長かったので見送ったが、その後色々と検索したところ、私好みのSDタイプのものがあったので、ついポチってしまった。

　家族の目に触れないような巧みな工作を行い、クロネコよりブツを受領する。久々のゲットなので、まずは箱をしげしげと眺めてみて、ちょっとじらしたりする。

　ポーランドのメーカーと聞いていたが、表記によればやはりメイドインチャイナだ。箱の裏にはシリーズ一覧が載っていたが、M4タイプだけでもかなりのラインナップがあるようだ。

　さて開けてみよう。

　ふむ、まあ思った通りだ。できは悪くない。しかし、感動もない。よくあるM4以上の感想が出てこない。例のグリップだが、私のM4ラインナップの中でも一番バーティカルになっている。

　早速、動作確認、初速を計ってみよう。しかし、バッテリーが何を使えばがいいかが一切表記がない。7.4Vか11.1Vなのだろうが、どうして書いてないのだろうか？　しかたなく、まずは7.4Vリポをつなぐ。Ｔコネなのでアダプターを使うが、この無駄に長くなったものをストックにどう格納すればいいのか？

　ま、いずれストックを換えるか、タミヤ化しよう。あるいは、この機に全機種を思い切ってＴコネ化するか？

　まずはトリガーフィールだが、期待したほどのキレはない。ウィッポンでもないが、瞬時にピストンが落ちるという感じもない。これは、以前に私が所有していたキングアームズのM4TWSによく似ている。当時としては「けっこういいじゃん」と思ったが、今となっては標準的なレベルで感動はない。

　初速は0.2開放で84、0.25で78。後にホップ調整をして計測すると、実戦弾速は0.25で74。サイクルは11.8程度。う～ん、デチューンされている感じ。かなり物足りないな。ただ、ドロップは10程度で少ない方だ。インナーバレルは30cmあるのにね。私の計算式から少しはみ出しているような気がする。

（ストックはノンオリジナル）

　35mくらいの距離で実射する。実戦初速74だよ。ところが、けっこう伸びる。35m、最後まで水平弾道とはいかないが、ほんの気持ち仰角をとって撃つと届いているよ。へぇ～、なんだろう。普通じゃない感じだ。低進ともちょっと違う。チャンバーを見てみないとわからないな。このままでもゲームで全然使えるよ。マルイスタンダードタイプより伸びる。が、30m以上での集弾性は安定せず、ちょっと散る印象だ。

　少し物足りないが、今すぐにチャンバー周りに手を付ける必要はないだろう。それよりもまずはスプリングだ。ありがたいことにQDタイプなので、すぐに気軽に交換ができる。初速を上げ、弾道の様子を見て、それで必要ならホップチャンバーに手を付けよう。（つづく）

第18回 好奇心は猫を殺す【スペツナアームズ SA-E11 EDGE】その1

第18回　好奇心は猫を殺す【スペツナアームズ SA-E11 EDGE】その1