SSオートマグで何が楽しかったかといえば、ツヅミ弾カスタムだ。BB弾と違って、あえて言えば本物の銃のように、弾に手を入れることができた。
私の創意工夫したカスタム弾を挙げていくが、ほとんどは現物が残っていない。まあ、想像して楽しんでほしい。同年代の方は一度はやったものではないかな?
※あくまでも当時の小学生がおもちゃの銃でたわむれたもの。違法性はまったくない。
●硬質オレンジ弾
SSオートマグやSS9000の純正弾は写真の白い弾だが、この7mmツヅミ弾はメーカーごとに様々な形のものがあった。それによって撃ちごたえも違った。中でも私が最強と思ったのがこのオレンジの弾だ。メーカー不明ながら、材質が硬く、威力(破壊力)は純正弾より上だった。純正弾が樹脂のようなところ、オレンジ弾はプラスチックのようだ。上手い具合に一発だけ残っていた。
●カップポイント弾
本物ではホローポイントよりも大きく口を開けた弾で、これは単にひっくり返してセットしただけだ。空気抵抗は増えそうだが、ホローポイント的にターゲットに与えるダメージは大きいと考えた。→紙みたいなヤワイものにはダメージを与えられたが、ダンボールなどの硬いものには効果は下がった。
●ホローポイント弾
弾の先端に穴を開ける、あるいは切り込みを入れる。まさしくホローポイントの理屈だ。→本物のように弾が変形するわけではないので、効果もほぼなし。
●ワッドカッター弾
先端を切り落として平らにした弾。→元々平らなので、ほとんど意味なし。
●ライフルドスラッグ弾
弾の側面にライフリングを彫って弾に回転をつけ、ジャイロ効果で集弾性を高めようとした弾。→撃ちごたえは変わりなし。弾が回転してないと思われる。
●ショットシェル
直径2mmくらいの小さな粒を詰めるだけ詰めた、いわばショットガンの弾。ハンドガンでも同様のカートリッジがあり、威力は弱いがヘビを撃つ時に使うという。これは、カートリッジに仁丹(ジンタンってわかる?)を詰めて薄紙で覆ったものだ。→我ながらアイデアは良かったが、ほとんど飛んでいかない。銃口から仁丹がダラダラとこぼれるだけ……。
●爆裂弾
初期のモデルガンの発火に使っていたおもちゃの火薬が平玉火薬。シートに半球形にもられていた火薬を剥がし、ツヅミ弾の先端にノリで貼ったもの。硬いターゲットに当たると火薬が発火した。→当たった箇所には火薬の焦げ跡が生々しく残った。ただ、むき出しの火薬のため取り扱いに慎重さが求められた。
●キャップ式爆裂弾
平玉式爆裂弾を改良したもので、モデルガン用5mmキャップ火薬を使う。ツヅミ弾の先端を棒状に削ってデトネーターにする。そこにキャップ火薬をはめ込む。ポイントはデトネーターが常態では火薬に触れない長さとすること。こうすることで、比較的安全に、かつ手軽に取り扱うことができる。発射してターゲットに当たれば爆裂する。→非常に楽しい!
これ以外にもマルヒな弾があるにはあるが、言わぬが華、わかる人だけわかるとしておこう。
※繰り返すが、上記は当時の子供がおもちゃを使ったたわむれにつき、何の違法性もないことだ。しかし、現代では考え方もシビアになっている。良い子、良い大人はマネしないでね。