金融機関がプロパーに固執


東大阪東部/Nさん(建築)

東大阪東部民商会員のN建築は、この間売上が低下しており、緊急保証を昨年申し込みました(700万円)。


それまで、順調に返済してきたのですが、過去2回(保証付き、プロパー)返済が滞り、銀行から保証協会に事故報告が上がっていました。


申し込み時点で課長から「延滞がある状況ですのでむずかしいですよ」と言われていました。


担当者から連絡があり、奥さんが説明を聞きに行きました。


条件が提示されましたが、即答できなかたので、改めて、本人と奥さんと事務局員の3人で交渉しました。


そこで、
①なぜ保証できないのか、その理由を聞かせてほしい。


②申し込み時点では売上減少だが、受注が取れて返済は可能を主張しました。


協会からは、「保証付き融資の延滞を解消してもらえれば、(通常なら「3ヵ月様子を見させてくれ」というところですが)保証します」との回答を得ることができました。


「よし、これでなんとかなる」と思ったのですが、金融機関(某信用金庫)は、「保証協会保証付きの延滞解消だけでなく(20万円)、プロパー(80万円)も返済してもらわないと、融資できない」と頑強な態度を崩しません。


「相殺して融資するというのでできないのか」と持ちかけても、応じようとしません。


やむを得ず、プロパーの分も資金を工面して、延滞を解消する方向で努力しています。


融資が受けられたら、すぐに返済できる確実な見込みがあるので、知人などからの借入は十分可能です。


しかし、保証協会の債務保証があっても、延滞がある先には融資を実行しない、という金融機関の機械的な対応は問題で、ましてや地域密着を標榜する信用金庫としては、今後改めるよう世論を盛り上げていく必要を感ました。


1回の返済の遅れで、理由も聞かず「無理です。」


北区民商のIさんは30代の青年業者です。

昨年5月に府保証協会、8月に政策金融公庫、そして11月に市保証協会に緊急融資を申込みました。

借り入れが続いたのは材料代が高騰したこと、元請からの入金が3~4カ月先になったり分割になるためです。 Iさんは職人さん達との信頼関係を重視して支払いはキッチリしたいと考えています。

また亡くなったお父さんが資金繰りで苦労する姿を見てきたので、融資の申込みは常にあきらめない姿勢で臨んできました。

11月に認定をとり市協会に500万円を申し込みました。

数日後、協会から「残債も多く返済が遅れているので承諾できない」との返事がきました。

事務局が状況を聞くと、直近の返済で当座預金の残高が2千円不足していたため、引き落とせなかったことがわかりました。

Iさんは3年前に返済の遅れが続いた時期がありましたが、「経営者としてこれではアカン」と自覚し、その後の返済は遅れていません。

今回、残高不足にすぐ気付き数日後には入金していました。

そういった事情も聞かずに一方的に断られた事がどうしても納得いかず、Iさんと民商は保証協会へ交渉に行きました。 返せる見通しも示すために通帳と工事契約書も持って行きました。

交渉で分かったのは銀行の貸し渋りの姿勢です。

ここ数年来トラブルもなく返済しているのに、直近に1回遅れたことを理由に「この人は返済が遅れてるから無理」と判断していました。

Iさんの状況を理解した保証協会は「次回の返済状況を確認して判断します」と返答し、満額500万円が年内に実行されました。

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