「にーちゃん、頑張れーっ!」
にーちゃんの保育園で運動会がありました。
ハヤも、もちろん応援に駆けつけました^^
子供達の走る音
お遊戯の音楽
太鼓の音
沢山の人が集まる
楽しげで賑やかな雰囲気に
興奮気味のハヤでした^^
「僕にも、お弁当くださーいっ!」
にーちゃんの保育園には
ダウン症のお友達がいます。
お友達、というより
"憧れの大先輩"です^^
先生達に、お友達たちに囲まれて
先輩くんは、いつ見かけても可愛い笑顔をふりまいています。
運動会では、お友達たちと一緒にリレーを頑張っていました!
勝手に他人の気がしなくて
失礼を承知でついつい
先輩くんの事が気になって
期待半分、心配半分に
リレーを見つめていました。
いつになく真剣な表情の先輩くんにバトンがまわってきました。
お友達から受け取ったバトンを手に
先生の誘導をうけながら
しっかり一周走り抜けていく先輩くん。
転ばないで!大丈夫?!頑張って!!
遠くから熱い視線を送ってしまうHayaMama。
そんな気持ち悪いおばさんの心配をよそに
しっかり大役をこなした先輩くん。
そりゃあ相手チームには大差をつけられました。
そりゃあ走り方だって辿々しい。
でも
すごい。
すごいと思った。
ちゃんと、走ってゴールして。
先輩くんからバトンを受け取ったお友達が走り出すと
会場からどよめきにも似た声援が
控え目に響き始める。
その子が…速いっ!!
園児はみんな、頑張っている。
一方だけを応援するのは
大人としてどうかと思う。
でも、ついつい"頑張れ!"と言いたくなったのを
抑えきれない保護者の方々の声援、拍手、見守る笑顔。
私だけじゃなかった。
きっとみんな温かい気持ちで
先輩くんのことも
他の園児達のことも
当たり前に、同じ気持ちで見守っていた。
先輩くんが特別だから、仕方ないから、
そんな同情ではなくて
かいかぶりでもなくて
頑張っている園児達みんなのうちの一人として
優しい気持ちで、見守っていた。
よく見渡してみると
運動会の会場である小さな体育館には
他にもハヤのお友達が何人か、いた。
そこにも、やはり
見守る家族の方々の
行き交う保護者の方々の
年齢を問わず子供達の
"当たり前に"優しい笑顔が
穏やかなふれ合いがあって
他の園児達と同じ
"楽しい運動会の時間"が流れていた。
ある保育園の運動会
そんな小さな場所だけど
たまたま
心優しい人達が沢山集まっただけなのかもしれないけれど
私が思っているよりも
みんな寛大だった。
そしてみんな
"普通"だった。
一番”偏見”を持っているのは
私なのかもしれない。
