本当の失敗
電車の中に飾ってある広告にパラリンピックで活躍する重量挙げ選手の写真があった。体つきががっしりとしていて、すごく強そう。その写真には一緒に「失敗しなきゃ強くなれなかった」という文字。それを見た瞬間、今の自分の状況をその短い言葉で全て表されていたようで、涙が溢れそうになった。外からみたらすごく強そうに見えるのに、言葉から発せられる、自分の弱さが感じられた。今の私はこれまでにないほどの壁にぶち当たっていると思う。いつかは乗り越えなきゃいけないとおもっていたけど、どうしてもこれまで超えられなかった壁。それは自分の今の能力を認めることだったり、自分の意見とか感じたことを周りに伝えていく事だったり、自己管理、能動性、好奇心、忍耐力とか本当に色々な部分だと思う。これまでの自分の弱さが全て今の状況を作り出していると思う。本当に辛い。どうしても逃げられない。それに立ち向かう事しか出来ない。でも立ち向かうのは死ぬほど怖い。今の私は、生きる事に必死。日々こんなに必死になったことはないんじゃないかと思うほど、生きるのに必死。「失敗しなきゃ、強くなれなかった」まだ私は過去形じゃないけど、初めてたくさんの失敗を経験してる。こんなはずじゃなかったって嘆いてる。けど、絶対に私は乗り越えられると思う。必死に生きて、必死に前に進んで、必死に頑張るしかないと思った。まだ戦い中の私。でも、絶対に大丈夫。