1999年4月、警察官を拝命し、警察学校に入校しました。
実は、警察官の他に県職員の採用試験にも合格しており、県職員になる選択肢もあったのですが、あまり真面目とはいえない高校生だった自分が警察官になった方が面白い、くらいの軽い考えで警察官になりました。
そんな世の中を舐めたような考え方で警察学校に入校したので、厳しい規律に反抗心は抑えられず、入校から数日後の入校式の前には既に辞めてやろうと思っていました。
何で採用されたのか未だに分かりませんが、私が採用された年は、大卒は45名程度採用されましたが、私の同期となる大卒以外はたった9名しか採用されない、稀にみる倍率の高い年でした。
警察学校では、教場当番、本館当番といわれる当番が回ってくるので、私が入校当初から
もう辞める
と同期生に言うと、ただでさえ9人しかいないので当番が回ってくる頻度が高いのに、1人辞めてしまうと更に当番が回ってくる頻度が上がるので、
学校卒業までは辞めないでくれ
と同期生から止められ、何とか10ヶ月間の初任科期間を終え、無事卒業することが出来ました。
ただ、高校生気分が抜けないまま、かなり我慢していたので、ストレスで十二指腸潰瘍を患ったりしましたが…
それでも、警察学校でのストレスは、一線と言われる実際に配属される現場に比べれば、大したことはなかったと、このあと思い知らされることになるのです。
続きます。