(>>>齋藤千春のプロフィールはこちら)
わたしにはコンプレックスがあります
それは
「手」
人前に出すのが嫌でした
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女性として・・・
美しい
「手」
憧れます
すらーっと伸びた指・・・
形の整った爪・・・
細く白くしなやかな手・・・
そんな手が目の前にちらつくと
みとれてしまいます
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私の手・・・
大きくはないのですが
爪は形が悪く
ちっちゃくて反っています
指は太くてわりとガッチリ
しなやかな手には程遠い・・・
恥ずかしいので
「手」
あまり出しません
そう・・・
昔から
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ですが・・・
私はセラピストです
「手」
とても大切です
今は
自分の「手」が愛おしくてたまりません
あんなに嫌いだったのに・・・
いまはこの
「手」
がないと私ではありません
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29歳
リフレクソロジストになりたくてスクールに通いました
最終の認定試験の時
試験管に言われました
「経験者ですか?」
私は初心者でした
ですが試験管はまた言いました
「手がとても気持ちがいいですね」
コンプレックスをもっていた
「手」
褒められたのは生まれて初めてでした
ぱーーーっと
目の前の霧が晴れていったようでした
とっても嬉しかったのを覚えています
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初めて「手」を褒められてから
ちょくちょく
「手」
褒められます
もちろん・・・
形や女性らしいしなやかさ
見た目を褒められるわけではありません
ボディトリートメントの時
齋藤さんの「手」とっても気持ちがいいね
齋藤さんの「手」とっても温かいね
齋藤さんの「手」からエネルギーを感じるよ
時にはするどく・・・
時にやさしく・・・
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あんなにコンプレックスをもっていた「手」
嫌だった「手」
今では大切なわたしの一部
わたしを表現できる私の一部
わたしの大切な宝・・・
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正面からの見たとき・・・
少し角度を変えて見てみたとき・・・
時には上からのぞいてみたり・・・
ものの見方はひとつではないのですね
ある一方からみてがっかりする必要はないのです
少し見方を変えて見たらいいのです
そしたら
いままで見えなかったものが見えてきて
コンプレックスにおもっていたことも
ある日あなたの宝物になっているかもしれない
そう思ったら
ひとつの見方だけで決めつけてしまうのはもったいない
気の済むまでいろんな角度からながめてみればいい
宝物が見つかるはず
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コンプレックスな「手」から
大切な「手」になった