専業主婦の孤独

専業主婦の孤独

旦那の転職を機に、仕事を辞めて見ず知らずの土地に移住。

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緊急事態宣言が解除され、久々に図書館へ。

 

 

買い物以外で外に出たのは何週間ぶりだろう。

 

 

以前は職場が図書館のすぐそばだったので、

仕事帰りによく本を借りていた。

 

 

本当にいろいろなジャンルの本が好きで読んでいた。

 

 

家族関係論の本、海外の歴史の本、動物学の本、小説、美術の本、随筆、自然の本etc・・・。

 

 

それから仕事で図書館のスタッフさんともご一緒することが何回かあり

おすすめの本のポップを書いた(描いた?)こともあったっけな。

 

 

こうやってまたいろいろな本を楽しめる日々が戻ってきたことを、とても嬉しく思う日。

 

 

春まで仕事をしていた県もなかなかの地方。

 

公共施設勤務だけれど年末年始盆休みもなかったので

地元の友人と会えるのは数年に1度以下だった。

 

 

仕事を辞めて時間的な余裕ができたからか

旧友と連絡を取ることが多くなった。

 

 

地元まで700kmも離れているのに、そんな距離なんて感じさせない現代。

 

友人と顔を合わせながらオンライン飲み会もできる。

 

 

オンライン飲み会、今となっては唯一他の人と話ができる場所。

 

本当にありがたい。

 

旦那の転職先は地方。

 

 

旦那は業種の関係もあり、地域の人との交流もあるようだ。

 

家に帰ってきては

「今日はこんな業界の人と話したよ」

「地域のメディアの人と知り合ったんだよ」

こんなことを嬉しそうに話す。

 

 

旦那には申し訳ないけれど、この手の話が苦痛。

 

旦那は仕事を通して地域に溶け込んできている一方、私は・・・・。

 

 

地域との接点まったくなし。

 

 

市主催の移住者向け街歩きイベントなんかもあったみたいだけど

このご時世で軒並み中止。

 

カルチャースクールもなさそう。

(コロナ禍の中の移住だったので、まちの「通常」が分からない)

 

美術館で定期的にワークショップもやっているみたいだけれど

これまたコロナでいつ再開できるのかわからないそう。

 

 

2人で移住したのに、自分だけどんどん社会から離れていく。

 

 

 

旦那はちゃんと前職をフルに生かして転職出来て、仕事も充実している。

アスファルトの上にしっかりと足跡を残してこれた。

 

 

 

でも私の残した足跡は砂漠の上の足跡だった。

 

仕事のために一生懸命勉強して、外に足を運んで、名前を知ってもらってきた。

業界でも少しずつ手ごたえを感じてきたころ、風が吹いてすべて消えてしまった。