日記更新3552回目二〇三〇年の原発比率を決める議ェ大詰めだ。
国民の多くが原発ゼロを望む一方、政府内には電気代高騰や電力不足を招くとの慎重ェなお残る。
だが、その主張にまやかしはないのか。
原発ゼロでも電力不足が生じないのは、今夏が証明した。
東京電力管内は猛暑日が連日続いたが供給力は勝り、西日本でも関西電力大飯原発の再稼働なしで電力が足りたのは周知の通りである。
では、電力料金高騰の方はどうか。
政府は家庭の電気代について三〇年に原発ゼロとしたdqn場合、一〇年を月一万円とすると一万四千二万一千円に跳ね上がる試算を示した。
しかし、これは省エネ技術や節電行動を無視した、いわば非現実的な数字である。
省エネ対策を研究する独立行政法人、科学技術振興機構によると、例えば消費電力が多い家電を一九九五年製と〇五年製で比較すると、消費電力はエアコンで43減、冷蔵庫は実に72減だった。
こうした省エネ性能の向上や節電の広がり、さらに次世代自動車や省エネ住宅などの普及予測から、年間の総電力消費量は現行の一一兆キロワット時から〇八兆キロワット時に約27下がるとみている政府予測は一兆キロワット時。
発電単価が高くなっても家庭の電力消費が大きく減るので、電気代は今より半減も可能と主張する。
家電などの買い替えを前提としているが、省エネ技術を無視したり、逆に消費電力の大きい粗鋼生産量をかさ上げするような政府試算よりはよほど信頼できよう。
大阪府市エネルギー戦略会議に提出された自然エネルギー財団の試算も、家庭で約三割節電すれば、電気代は一〇年と変わらないとの結果だった。
こうした試算以外にも、電力会社の地域独占など非効率を改めれば電気代は下げられる。
再生可能エネルギーも、市場参入を促し、技術革新や量産化で発電コストの引き下げを目指すべきだ。
何より原発は安全据bが崩壊した瞬間に、政府が最安としてきた経済性据bも崩れ去った。
同財団は福島事故の損害賠償や除染が二十兆七十五兆円に上り、立地対策費などを適切に反映させれば、原子力の発電コストが最も高くなると指摘した。
国民の過半が原発ゼロを望む重い覚悟を受け止めるべきだ。
政府が方針を決めれば、民間や国民は知恵を絞り、工夫を重ねよう。
それが日本の国民性である。
