幼いころからおもちゃのかわりとして、いつでも手の届くところ、身近なところに本があり、ご両親からも読み聞かせをたっぷりしてもらった子どもは、お母さんの声で読んでもらえる絵本の時間が大好きになります。そして、自分でも読みたいという気持ちが強くなり、読める楽しさも加わって、どんどん本好きになっていくのです。
大きくなってひとり読みができるようになっても、いつも心の奥ではお母さんのやさしい声を思い浮かべ、読み聞かせの記憶を感じながら読んでいるともいわれています。歌と同じように、絵本を読み聞かせることも、「親子のきずなを強めるための大切な方法の一己と考え、ゆったりした気持ちで始めてみてください。
読み聞かせが、歌と大きく違うのは、「絵本」という道具を使うことです。「道具」といったのは、絵本はあくまで、お母さんが子どもとやりとりするための手段として使うものだからです。
