悲しみを忘れるため

閉じ続けてきた  まぶたを

もう  開けてごらんよ

闇を見つめていた瞳に

その世界は

眩しすぎるだろうけど

でも  目を凝らして見渡せば

君を想い  待っている人の

笑顔を見つけることが

きっと  できるさ






苦しみを  こらえるため

握りしめ続けた  その手を

もう  広げてごらん

痛みだけがあった  手のひらで

つかめるものは

無くなったように思えても

でも  そっと腕を  さしだしたなら

忘れてしまっていたはずの

ぬくもりに  ふれることが

きっと  できるさ







とても長い間

辛さの中にいて

今は  優しさなんか

おとぎ話でも

いつか  必ず

喜びの日々に  出会える

心  やすらぐ

その時が  きっと訪れる

信じられなくても

それは  本当だよ



そうさ  本当だよ