絶園のテンペストとは城平京原作、左有秀構成、彩崎廉作画のファンタジー漫画です。スクウェア・エニックス出版の「月刊少年ガンガン」で連載され、2012年にテレビアニメ化された人気作品です。魔法使いが登場するファンタジーですが、事の発端である事件の謎に迫る推理物の要素も含まれています。主人公滝川吉野は友人の不破真広と共に、はじまりの樹と絶園の樹を巡る魔法使いたちの抗争に巻き込まれていきます。その中で滝川吉野は、元彼女であり不破真広の妹である不破愛花殺人事件の真相に迫り、世界を救うことを決意していくのです。
絶園のテンペストの魅力
絶園のテンペストの魅力は、その個性的な登場人物たちです。第2の主人公である不破真広は金髪に赤い目という派手な外見に加え、自己中心的で狡猾的な性格で目立つため、温和であまり目立たない印象の滝川吉野は一見地味に見えます。しかし、実は仲間内から最も性格が悪いと評されるほど狡猾な一面も持っており、この狂った世界を救済へ導いていきます。その他、本作のキーパーソンである不破愛花や鎖部一族、鎖部一族の姫君である鎖部葉風など個性の強いキャラクターたちが対立したり共闘したりするなど、どんでん返しが続くストーリーには目が離せません。
