猛暑が続く今日この頃。


知人の間で

「うなぎを食べて、暑さを乗り切らないとね〜」

みたいな話が出た際に

「うなぎは龍神様の化身だから、食べられない」

という方が居られまして。




そういえば、愛知県岡崎市に

『大うなぎが龍神になる』

みたいな伝説あったなぁ…


虚空蔵菩薩,妙見菩薩の行者さんや信徒さんで「うなぎは食べません」って人は結構居られますけども。


龍神信仰者も、うなぎ禁止なのか〜



と思って聴いていたら



『龍神様』を信仰する人は

・龍と成る伝承がある

・御使い,眷属,化身とされる

などの条件に該当する生き物(コイ,ウナギ,ヘビなど)に対し、殺生を行ってはならない

仏教でいう『三種の浄肉』にあたる場合でも食べてはならない



「ここが私の龍神様!」みたいな感じで崇敬神社や菩提寺を定めている場合は、そこの社寺で禁じられたことを守ればOK



という感じっぽい…?



ざっくりまとめると

神社やお寺で祀られているとしての龍神様を崇敬している場合は、制限が緩い

龍神という神格そのものを崇敬している場合は、制限が厳しい

というスタンスなのかな、という印象。



詳しく聞いてみても

・経典や聖書などはない

・明確な教義はない

・信仰のために集まった団体(いわゆる教団)はない

という感じなので、いわゆる俗説、俗信、民間信仰の類なのかも( ̄∀ ̄;)




コイは国内では在来種なので問題視されませんが、外国へ移住したら龍神信仰の人は大変そうだなぁ…(−_−;)


コイって、日本でいうブラックバスとかブルーギルとかに相当する生物で、国際的に

『侵略的外来種ワースト100』

という分類になっているで、コイが在来種としていない国では駆除対象になってたりしますし…

※雑食性で体長も大きくなるため、在来種の駆逐,川や池の底の砂漠化などを引き起こす危険生物扱い。




地方暮らしだと『ヘビの殺生不可』ってのも、なかなか厳しそうですよねぇ( ̄∇ ̄;)


ヘビって、5〜6月頃の田んぼ周辺で、車に轢かれて潰れているのをよく見かけますし…

※田んぼ=水場=カエルが産卵しやすい=カエルが多い=ヘビの餌場になりやすい


車で田んぼの近くの道を走らない、とか…?

自転車とか原付でヘビの横を通るのは、それはそれで飛び掛かってきそうで怖いですが…


町内会や自治会作業で地域の草刈りとかしてて、草刈機でヘビを巻き込んで…とかありそうですよね (-_-;)

草刈り前に棒で草むらを叩いて、草むらの中にいる生き物に警告しても、100%巻き込みを回避できるとは限りませんし…



雨安居みたいに『道に生き物が溢れるので、踏んだりしないように引き篭もる』という感じになるのかな…

町内会や自治会の地域清掃作業に参加しないと、地域トラブルを抱え込みそうですが…





一般的な在家の戒は『心得』とか『マナー』みたいな位置付けで、罰則規定はありませんが…

特定の神仏の信仰に関する場合は『誓約』だったりするので、破ると罰が当たったりする場合もあるとされていたりしますので、生活環境が合わないと信仰するのは難しい場合もありますよね。


龍神信仰もその類だとすると

「動物園の爬虫類・両生類館か、専門のペットショップくらいでしかヘビを観る機会はない」

みたいな都会暮らしの人じゃないと信仰するのが難しそう…( ̄▽ ̄;)