これは僕が見ている夢なのにメインは僕じゃなかった。

映画を見るように彼を見ていた。

空飛ぶ船に乗り込み、彼はクルーを倒していた。時々場面は飛び僕が映り、僕の目線で始まる。

僕は空飛ぶ船を見ていた。
「彼みたいには無理だ。」

僕は独り言を言う。岩場に隠れ、船からだされているサーチライトに触れないように…

彼と僕の関係はわからない。
地震と共に巨人が立ち上がった。

怖かったが僕はその不思議な光景を見ていた。

僕から見える巨人は横を向いていた。すると巨人は口を徐々に開らき、光の線が出た。その線は住宅を一瞬で灰にしていった。

巨人は口から光の線を出しつつ体を回転させはじめた。

逃げ遅れた僕は覚悟を決め、足を止めた。

巨人はすでに口を閉じこちらを見ていた。

「…もういい」

巨人を僕を見下ろしながら言った。
必死に僕らは学校のエリアから脱出した。

その瞬間学校の周りから黒い鉄のようなものが学校を包み込んでいく…

瞬時に黒いドームになった。僕らはただ唖然とするしかなかった…

゛ドッ゛

黒いドームが少し光ったように見えた。すると今度は黒い鉄のようなものが徐々に地面に吸い込まれていき、ドームは消えた。

そして学校も消えていた。そこには空き地しかなかった。

僕らを消すため?

わけもわからず民家の塀の後ろに隠れ冷静になろと努力した。

しかし、そんなことはすぐにやめ走りだした。

僕らのいた塀の近くに赤い目が3つある真っ黒な人がこちらを見ていたからだ。
もう僕らは振り返らない。