みずみずしい新緑と北アルプスブルーの清流がきらめく初夏の北アルプス山麓[4]上市町・伊折より | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

標高2,999Мの剱岳やそこから連なる大日の峰々を眼前にのぞむ事の出来る剱岳山麓・上市町の伊折地区。

白銀の雪におおわれる冬の風景も輝くばかりの美しさなのですが、清澄さに満ちあふれる晩春から初夏にかけての彩りもとってもすがすがしくて魅力的なんですよ~!!

 

地区内からはほぼどこからでも剱・大日の迫力ある姿を仰ぎ見る事が出来るのですが、5月初旬は何と言っても木々の新緑と早月川の水の流れがもっともきらめく季節…。

早月川は富山県でも屈指の清流でして、この時季には剱岳とその周辺の峰々に降り積もった雪が融けた雪融け水が大量に流れ込むために水量も一年中でいちばん多く、轟々(ごうごう)と音を立てて勢いよく流れ下ります。

 

その雪融け水は極限にまで透きとおっており、北アルプスブルーとも称される淡いセルリアルブルーを帯びています。

こうして見ていると冴えた淡いブルーの清流なのですが、ペットボトルなどに汲んでみるともちろん無色透明…あの真っ白な雪からどうしてこのような美しいブルーが生み出されるのか、本当に不思議です。

早月川の川底や河原の砂はほぼ真っ白ですので、本来はごく淡い青色である水の色がより際立つのかもしれませんが、標高3,000М級の北アルプスの峰々の雪だからこそつくり出す事が出来る”神秘的な北アルプスブルーの水”なのだと思っています。

 

そしてこちらも『ふるさと眺望点』に選定されている伊折橋からほんのちょっとだけ上流側にある、ほとんど知る人のいない絶景の山岳景観ポイント。

人工物が全く映り込まないうえに、剱岳~剱御前~奥大日岳~大日岳へと連なる峰々の大パノラマも一切遮られる事もなく、早月川も躍動感あふれる流れを魅せてくれる…剱岳山麓の美しさ,魅力が凝縮された場所であると思います♪

この日も私の他に人の姿はなく、空のスカイブルー,峰々の白い残雪,まばゆい新緑にきらめく北アルプスブルーの清流と、清らか&爽やかな初夏の色彩の共演を堪能する事が出来ましたよ~

 

伊折橋の上からの山岳景観も広がりと奥行きがありますので、とっても見ごたえがあります!!

この時季はサイクリングやツーリングを楽しんでいらっしゃる方も多く、この日も橋の上に自転車やバイクを停めてこの絶景を眺めたり、写真を撮ったりされている方を多くお見かけしましたよ~。

 

爽やかな初夏の剱岳山麓の山岳景観に心癒されたひとときでした。

 

さてさて、今年の晩春~初夏はゴールデンウィークあたりからはお天気のよい日が多く、北アルプスの峰々がきれいに見える日も多かったように思います。

5月半ば過ぎに出かけてきました信州の上高地でも、白い残雪輝く穂高・槍の峰々と清らかな水,新緑の木々とが描き出す美しい山岳景観に出会う事が出来ましたよ~!!

 

絶景ぞろいの上高地の風景の中でも特に大好きな,水鏡の大正池と河童橋付近の梓川からの穂高の峰々の眺めです♪

 

詳細はまた後日、あらためてご紹介させていただきますね。