こんにちは、明香です♡
2020年もあと2日。
いかがお過ごしですか?
私はここ数日、この1年間書き綴ったノートを振り返りながら、今年1年の感謝をしたり、来年の願いをムフムフと考えたり(笑)していました。
そんな中で「今年の素敵な出会い」の一つを思い出しました。
それは一冊の本との出会い。
内容はガッツリ楽器演奏者向けなのですが、実は音符も演奏テクニックも書かれてなくて、演奏においての精神(メンタル)について終始書かれた本なんです。(わたし、こうゆうのに俄然ワクワクします。笑)
この本に出会っていなかったら、長年弾いていなかったピアノを再開することも、この一年演奏し続けることもなかったと思うくらい、私にとって大切な本になりました。
この本が伝えていることは、私の言葉で言うと、楽器の演奏を超えた、人間の本質の部分の在り方を教えてくれています。
私は自分の人生において、その本質のようなものを捉えられるようになってきたと自分自身感じていたものの、ことそれがピアノとなると分からないままでいました。
ピアノを弾く上でずっと感じていたけど言葉にできなかったこと、「こうしたい」というイメージはあったものの、それをどう現実世界に変換させるのかわからないでいたこと、そんな私のたくさんの疑問に答えてくれたこの本。
実は私の注文ミスによって
出会った本だったんです。
実は間違えてオーダーしてしまったこの本。
結果的にこちらの本の方が他の読みたかった本よりも私にとっての大切な出会いになりました。
この本は終始「自我で演奏することを止め、心に従って演奏する(=魂に弾いてもらう)」ことについていろいろな角度から書かれていました。
なんだか人生を生きることと似ていませんか?
初めて読んだ時に感銘してノートに書き留めた言葉があって、昨日読み返してまた心が震えました。
「真実は、呼吸の一回一回が天の恵であり、音楽を演奏することはオプションである」ー p.81「エフォートレス・マスタリー」
「ピアノの演奏をする」という外側のことよりも「私」がする一回の呼吸の方が大切で、ピアノが「人生の全て」ではなく、人生の中の一部にピアノというものがある。
「ピアノを弾く」ということに私の全価値を委ねていた昔の私は、「素晴らしい演奏をしてやろう!」と強い自我の塊でピアノを弾いていました。そしてそれは自分の気持ちとしても、結果としてもほんと上手くいくものではありませんでした。
この言葉は、そんな私の肩肘をスッと下ろしてくれ、しがみついていた執着を手放させてくれ、何より心からほっとさせてくれる一文でした。
そしてこの一文に限らず、この本のそこかしこにそんなメッセージが散りばめられていて、読み終わる頃には「演奏」というもので自分の価値を得ようという気持ちはなくなり、私の価値を演奏を通して表現しよう、むしろ「したい!」と思わせてくれました。
どんなにすごいテクニックを身につけ、人が驚くほどの速さで演奏をし、誰よりも多く知識を持つ、、、普段の日常に置き換えるなら、今日どんなことをして、どんな仕事をして、誰と会って、何を得て、、、
そんな「外側」よりも「私(内側)」という魂がここにある、そのこと以上に真実はない。そんなことに気づかせてくれる本。
こんな出会い、作ろうと思っても作れないですよね。そして私が気づかなければそれは「出会い」ではなくただの「注文間違い」。
最近思うのは、私たちはいつもどんな瞬間も「出会わされて」いて、その「出会い」に気付けるかどうかという部分が大切なんじゃないかなって、
願いが叶っているそのピースが目の前の、すぐ「そこ」にあって、「出会っていること」に気付けるかどうか。
そんな視点で今年を振り返っていたら、今年は色んな不思議な出来事に出会いながら願いが叶っていく年でした。
むしろ願いが叶うってそうゆう事かもしれませんね!
心温かく新年をお迎えくださいませ。
良いお年を♡
明香