色々な研修のお知らせがあるので
普段関わりのない疾患の事でも
興味があるものに参加できるので
ありがたいです
今回は抗がん剤関連の研修で
カツラとケアメイクについて。
私は癌治療については
看護人生であんまり接点がなくて
ど素人に近いのですが
皮膚科にいるので切実に困ってた私。
皮膚科の先生はこういうケアには
あんまり興味がない方で…
顔の皮膚癌で皮膚移植した女性がいて
診察の時に外出しなくなったと
ご家族が心配していたので
声をかけるとやはり人の目が気になるし
今までのメイクじゃ手術創が消えない。
出かける気持ちがわかないと
言われました。
アドバイス出来なくて歯がゆかった
今回の研修では
抗がん剤の副作用で
色素沈着という皮膚トラブルが多く
メイクでのケアが最近注目されてますよー
という事でした。
抗がん剤の副作用って
吐き気とか脱毛が有名な感じですが
結構な頻度で皮膚トラブルがあります。
髪の毛、眉毛、まつ毛が抜けて
顔に大きなシミができたり黒くなったり
指先も黒く色素沈着したりします。
一時的な事だとしても
女性にとっては本当に切実な悩みです。
今回の研修ではプロの方が来てくれて
デモンストレーションしてくれました。
同僚はフルメイクしてカツラも被り
大変身してました 笑
カツラもたくさんありましたが
低価格のものでも良品でした。
私が気になっていたのは
カツラを被ってもわかる
「もみあげ」「襟足」について。
ここの毛が無いと
治療でカツラ被ってるんだなーって
わかります。
実際に抗がん剤治療を経験した患者さんもいて
何でも聞いて！と言われたので
聞いてみたら、
カツラの内側の毛をカットして
もみあげ用の毛を作ってたそうです。
凄い技があったんですね！と
外科系の同僚と驚きました。
さて、今回のお楽しみ(?)
私のこのアザ！(自宅です撮影)
両手の甲に母斑があります。
写真だとわかりにくいですが
肌が白めなので目立つんですよね。
レーザーするほど気にしてもないけど
でも時々、ぶつけた？と言われたり
白い手の方を見ると羨ましくなったり。
(しかもかなりゴツいし)
たかだか手の甲のこんなアザでも
心の片隅ではコンプレックス。
お顔に何かあったら
コンプレックスは相当だと思います。
メディカルメイクとかカバーメイクとか
色々な呼び方がありますが
もともとは顔のアザとか白斑症、火傷跡など
皮膚科形成外科的な、
かつこれといった治療法が無い問題について
メイクでカバーして
「明るく前を向けるようになる」
という事だそうです。
メイクが上手くいった日は
気分ウキウキしますもんねー
何色かのコンシーラーを配合してくださって
ばーん！
(蛍光灯の下なので白いですね)
しかも青いアイシャドウを使って
青い血管も再現！
デパートとかお店でコンシーラーを試す時は
このアザを使いますが消えた事ありません。
そして市販品は厚塗り感がありますし
時間が経つとボロボロと崩れます。
でもこのメイク用品は
軽い‼︎気にならない‼︎
メイクしてくれた方は
簡単お試しメイクなので
色味がちょっとまだ浮いてるね
と言ってましたが全然わかりません！
そして、手の甲を水で流してみてー
と言われてトライ。
弾く弾く！
私のほっぺよりも弾きます 笑
アイシャドウで書いた血管は消えてますが
カバーメイクは無事です。
顔に塗っても汗や涙でもヨレない。
スポーツしても夏の暑い日でも安心。
強く擦らなければ
ハンカチにもつきませんでした
みんながメイクしてもらって
キャイキャイしてる時、私は質問責め
気になるのは肌への負担。
こんなに軽いのにカバー力があるし
水にも強くて落ちにくいので
何か怖い材料使ってないですか？
と聞いたら
赤ちゃんにも使えるような材料のみで、
実際に赤ちゃんにもメイクしてますよ
普通のメイク落としで落とします。
との事。
確かに原材料みたところ
変なものはなさそうでしたし国産。
ただし、アトピーの方や
手術直後の方など肌の炎症が強い時は
治療優先して
メイクは控えてくださいとの事でした。
予算はお顔用品を
フルセットでも2万円以内で収まるし
単品で購入もいいし、
使い切るのに半年以上かかりますよ 笑
との事で、デパートコスメよりプチプラ。
他社にも似たようなメイク用品あるけど
何が違うんですか？については
メイク用品がそもそも違うので
それぞれに良さがあります。
使い方もそれぞれ違うので
まず気になる会社のカウンセリングへ
行ってみてくださいとの事。
美容系ユーチューバーが
こういう趣旨のコンシーラーとかを
普段用に紹介してるのを見ると
ヒルドイドの時のようになったら
嫌なのよねー。うーーん…
と思うので、紹介すべきか悩みましたが
もし身近な方で悩んでる方がいたら
教えてあげるといいかもしれないので
リンク貼ってみます。
赤ちゃんでも使えるそうです。
手や足などの身体用の
メイク用品もあるので
私のように手が気になる方も
相談しに行くと良いそうです。
手足はお顔用品以上に落ちにくい仕組み。
直接言いにくい時は
凄いカバー力があるメイク用品を聞いたよ
と普通のシミ隠しに関しての情報風に
お知らせするのもひとつかも。
それぞれ、メイク用品が違うんですねー。
面白い。
あくまでも
医療メイクであって
普段のメイク用ではない事を
ご理解いただきたいです。
普段と違う分野の研修も
楽しかったです。
視野と知識は広ーく、あさーく 笑笑