メモしたことを文字に起こしてみることにする。

 

子ども食堂→無料又は低額で子供、または親に食事を提供する場。

だいたい大人300円、子供100円などで運用されているよう。

生活困窮者への支援として広がっているようだが、実際は「みんな食堂」との事。

子どもたちの学校以外での居場所、そして、収入、年齢で線を引かれない交流の場。

お好み焼き店が古き良き時代に、子供たちの交流の場、教育の場であったように、

(※土曜日の半ドンの昼に小銭握りしめて、お好み焼き屋に行った大人達も多い)

お好み焼き店が「こども食堂」としての機能を果たせないか、という取り組み。

横山雄二アナの話

・自分がしてもらったことを返す、もしくはそれ以上の事をして初めて「役に立つ」こと
・「必要とされている人」であることのうれしさ
・子供食堂って、大人の話
 ①子供の居場所が分かる、誰とごはんを食べているか分かる(安心)
 ②やっているひとたちも救われている
 →「ヒーロー」「スター」に自分でなれる
   自分が想像もしないタイミングで誰かが自分を頼りに思っているって凄いこと
 ※「ヨコヤマ・ナイト」(月1のチャリティイベント)への偽善の批判に対しても、
   僕は「そうです!」って言ってきた。
   やらない偽善よりやる偽善がいいし、最初は誰かの為に、と思ってやってきたけど、
   今は自分がやりたくてやっているんです。
・広島でアナウンサー人生を歩んで感じた事、広島の人たちは育つ過程を見ている
 1年目にまだ何もできなかった自分から見てくれている人たちがたくさんいる。
 育てた愛着を強く感じる土地柄なんだと思う(カープ愛もそれなのかなぁ)
 こども食堂、きっと初めからうまくいくってことはない、でも迷うより始めてほしい。
 最初から、苦労のプロセスまで、周りのひとたちに見てもらうことが大事だと思う。
・「愚か者のブルース」(2021年公開予定の映画)撮影の話
 俳優さんたちは自分よりも豊富な経験を持っている。その経験をどう頂くか。
 頼む側も自分の弱点を伝える。加藤雅也さんとか、その他俳優さんたちに、
 いろいろとどう表現したらいいかは質問して、皆さんの経験値をもらう。
・自分の区切りじゃないところで誰かが背中を押してくれるタイミングがある
 それが今回かもしれません。まずやってみてから悩みましょうよ。
・「ことば」は粒立てがはっきりしていないと伝わらない。
 適温で明瞭に言葉を投げると、同じ温度で返ってきますよ。
・子供達には子供たちの社会がある。子供のけんかに親は口を出さない。
 何かあったら相談に乗るよ、というスタンスをいつも見せてあげればいいと思う。
 そうすれば、手を焼かないで済みますよ(お好み焼きとの駄洒落を意識した模様てへぺろ
 

パネルディスカッション

尾木ママ 以下、尾
湯浅誠さん(全国こども食堂支援センター) 以下、湯
越智誠輝さん(広島楽だ食堂主催) 以下、越
増井祥子さん(管理栄養士、フードバンク事業) 以下、増
 
湯:「どなたでも利用できる」からこそ行ける場所(貧困な方どうぞ!では行けないよね)
   異年齢集団で遊ぶ、小さい子にルールを合わせて遊ぶ
   いろんな人との間合いがはかれる子供になる
尾:現代のほうが技術は発達したのに子育てをしにくい
  地域と子育てができない(地域の助けなく、子供も親も育ってはいかない)
  日本は10~20代の自殺率が世界ワースト1
  親にとっての居場所、子供にとっての居場所
  地域の再生するための役割として本能的に増えているのでは?
  大人、年長者がいることで「こういう大人になりたい」(キャリア教育)イメージ作り
  「皆で生きる」
越:2時間の枠のなかで、食べる時間は30分間くらい。
  それ以外の時間は手伝い、宿題、レクリエーション、アナログゲーム
  時間の使い方は子供たちが選べる、強制しない(見守る)
  ただ「居てあげる」人がいるだけでも違う
尾:話し相手になる、ということはとても大事。
  0~3歳の間の育て方で3万語の差ができる(そばにいる親と、共働きの親で)
  差を埋めるのは学校だけでは不可能。地域の触れ合いで埋めていく
  表情やしぐさなどの社会性、コミュニケーション能力を手にしていく
増:お好み焼きは栄養バランスの取れた素晴らしいメニュー
  フードバンクの食材で食品ロスを削減していく
  「分け合う」ということを学ぶ
 

コーディネーターまとめ

細井謙一教授
①皆さんが「こども食堂」の姿を伝える「伝道師」になってください。
②行ってみてください。行くことが応援になります。
 

私的雑感

子どもの話をもっと聞いてやる
子どもが話してほしい言葉を、自分が話す(自分の変な言葉は子供にうつる)
誰かに影響を与えたい自分も好きでいい(みんな誰かの為になりたい、ヒーローになりたい)
子どもを、自分を育ててくれる地域や仲間がいることは素晴らしい
ヒッポはそういうところだなぁ、と改めて思ったのでした。