インターネットには、「エホバの証人」と検索すれば、多くのコミュニティーが見つかります。とても良いサイトもあれば、注意が必要なものもあります。

 

助けにならないこともあるので慎重に

 実は私は、断絶後に「脱会したエホバの証人」のための掲示板を覗き、少し投稿してみたことがある。結果はさらに傷つく経験をしたため、その掲示板を後にした事があります。

 元エホバの証人(一世や二世などいろいろな方がいます)が組織から出た時はすでに、精神的ダメージを受けています。そこで、慰めになるようなことや、どんな考え方をしたら気持ちが楽になるかと、いろいろ情報を探してみることがあります。そんな時、助けになるようなサイトの判断の仕方を考えてみます。

 

傷つけあうままに放置されるコミュ

 掲示板やコミュニティーサイトには、まだ正常にリハビリを終えておらず、ささくれだった心の持ち主や、元エホバの証人の先輩のような上から目線でご教授してくれる人もいます。そうした場所では、また互いに傷つけ合い、言い争い、人を打ち叩いてしまうような、自分を持て余している人が仕切っていたりするのです。動機は良いのかも知れませんが、自分でも気づかないまま、他人を傷つけていることを認識していない事があります。

 過去の投稿を読んで、その雰囲気が「やさしさ」「いたわり」「同情心」「愛情」が感じられるかどうかで判断するのは一つの方法です。また、厳しい面があってもそこに助けたいとの愛情が背後に感じられるでしょうか。
 もちろん、一人二人の心ない投稿者がいても、管理人が毅然とした態度で、しっかり管理していれば問題ないかもしれません。

 ですから、「元エホバの証人」とか「元エホバの証人のリハビリセンター」とかいう名前で判断せず、その場所全体に感じられる、やさしさなどを第一にみましょう。ぜひ、そういう場所を見つけください。

 

エホバの組織からの脱会を支援する人々

 「エホバの証人から抜けることを助ける」という人々がいます。ここでも「やさしさ」「愛情」「謙遜さ」などを観察してみてください。

 正義感や同情心など、誠実に活動している方々もおられます。しかし、脱会後のあなたに必要なのは、「エホバの証人がいかに間違った教理を信じているか、いかに異端の教えをもっているか、正しい宗教とはどんなものか」などの説教ではないはずです。熱心に自分の信じている教理を教え、エホバの証人の信条がいかに間違っているかを指摘する方がいます。

 そうした支援組織の、間違った宗教から人々を救おうとする熱心さは認めることが出来ますが、エホバの組織から出た今のあなたには必要ないでしょう。間違っている事を知っていても、それを他の人から指摘されるとやはり、ムッとするものです。

 エホバの組織から抜け出て、別の組織に頼ることは、少し時間をおいて考えましょう。間違った組織から解放されて次にまた、間違った宗教に入ったら元も子もありません。

 あなたはいま心細いかもしれません。しかしすぐに別の拠り所に頼らないでください。あなたが「どこかにおられる真の神を信じている」なら、人や宗教組織や、人間の組織ではなく、神に助けを求めてください。何年か必要だとしても、あなたに必要な助けが向こうから来てくれると思います。(私の経験から)

 「師はあなたが受け入れる準備が出来たときに、あなたの前に現れる」のですから。

 

あなたが今必要としていることは

 あなたが必要としているのは、慰めです。リハビリです。これまでのすべてを否定する必要はありません。
 でも、愛情が必要だとしても、安易に愛情を提供する異性、宗教家、近づいてくる人々をすぐに求めないでください。弱いときは、祈ってみましょう。エホバの組織が神ではありません。神は人間の組織を必要とはしません。どのようにでもあなたを助けることが出来ます。それを一人信じてください。

 エホバと呼びたくなければ、「真の神よ」と呼びかけてください。または「イエスよ」と助けを求めてください。呼び方が間違っても、神はそういう些細な事は問題にしません。

 エホバの証人が教えるように、真の神は「妬む神、怒る神、滅ぼす神、殺す神、絶対敵服従を求める神、恐ろしい神」ではありません。そういう神は、人間の親にももとる態度でしょう。神はそんな方ではありません。どんなにあなたが自分を責めるような事をしても、神は、エホバの証人の組織のように無視したり、忌避したり、懲らしめたりすることを喜ぶような神ではなく、コリントの手紙にあるような真の愛のある方ですから、あなたの誠実な祈りは、届きます。(これも私の経験ですが)

 

必要なものは「正しい考え方」

 少し時間がたつとあなたは物事を考える事が出来るようになるでしょう。
 
 あなたは今こそ、自分の経験を考えてみてください。エホバの証人から離れても苦しみを感じるのはなぜか・・・おそらく自分の心がどれほど、組織の精神に支配されていたのかを知ることでしょう。
 できるだけ客観的に自分を観察してください。いかにマインドコントロールが行われていたか・・。あなたは組織から離れただけで、罪の意識を感じているなら、それほど深く毒針が刺さっていたという事でしょう。リハビリには時間と、正しい考え方が必要です。
 
 「エホバの組織から離れれば生きていけない」と思っていましたか。それなら世の人々はどうしているのでしょうか。
 「エホバの証人ほど善良で誠実な人々はいない」と思っていましたか。
 では、エホバの証人よりも、はるかに愛情深い人々が世の中にいるように見えるのはなぜか。時には自己を犠牲にして見ず知らずの他人を助けるために懸命に行動する人がいるのはなぜか。エホバの証人ではないので、彼らをもエホバが滅ぼすのでしょうか。・・・いろんな事を考えてみてください。知能を働かせてください。

 またエホバの証人であったあなたや、他の兄弟姉妹たちの精神や動機を考えてみてください。彼らの動機は何か。神への愛かそれとも恐れか。喜びかそれとも恐怖心か。自発心か強制か。自由か束縛か。神の精神か人間の精神か。それは本当に神が喜ばれるものかどうか。

 あなたが読んできたイエスの言葉(福音書)は信頼できるでしょう。それを定規にして、あなたの知性と理性をもって考えて見ればきっと「正しい考え方」を徐々に見いだせるでしょう。
 

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(付録)

ライオンラビットの「チョビ」(メス)です。

 

 大人になって久々に飼ったウサギです。

ある日の晩のテレビ番組で、動物園勤務の獣医(女性)の生活が特集されていました。正月も勤務のその日、家に帰った彼女は食事をしました。ふと画面の中に何か動く生き物がいます。ネコだろうかと思ってみていると、なんと「ライオンラビット」というウサギだという事でした。ネコのように家の中を自由にはねていました。ウサギがネコのように飼えるという事を初めて知った日でした。

 

 ふと次の日、目的もなくホームセンターに行きました。ペット売り場があったのでウサギや鳥をしゃがんで見ていたとき、目の前の空いている場所に店員がゲージにはいった小さな生き物を降ろしました。見ると、手のひらにのるようなウサギでした。ライオンラビット4,800円。私は考える事もなくそのゲージをもって、レジにいきました。餌と最低限必要なものを飼って、空き箱に入れて帰りました。

 しばらく買い物かごに入れていましたがケージを買い、このように大きくなりました。部屋には時々、黒い乾いた丸いウンチが落ちていますが、匂いもなく、簡単に掃除できました。

 

 ウサギは6~7年生きて、死にました。私の辛かった時にいつもそばにいた「チョビ」でした。その後2匹飼いましたが、いつか紹介します。