「足利事件」で無罪が確定した菅家利和さんに対し、栃木県の宇都宮地裁が、請求通り8000万円の補償金を支払う決定をしたそうです。菅家さんには落ち度が全くないため、支払いも当然と言えましょう。しかしどれだけの額が支払われたとしても菅家さんの失われた時間は取り返せません。「人違い」というとよくあることのように感じがちですが、冤罪事件のようにあってはいけない過ちになる可能性もある恐ろしいことです。
さて、ここから私事になりますが、仕事でハサミが急遽必要になりました。ヤロウの一人暮らしなんて、ハサミがなくても生きていけそうなものじゃないですか。そのため、ハサミというものを僕は持っていませんでした。買うの一択しかないものの、文具店で買うような立派な代物でなくとも、急場を凌げれば良い訳です。たまたま立ち寄った埼玉県の丸井に入っている百円ショップでちゃっちゃっと買うことにしました。便利だね、百円ショップ。丸井というと僕なんかが無縁であるオシャレピープル達が買い物をする、ファッショナブルなお店を想像しましたが、今どきはアウトレットやらファミリーやら、けっこう砕けた雰囲気なんですね。正直、百円ショップが入ってると思わなかった。
フロアを半分占めているため、見事なほどに広くて綺麗で雰囲気の良い店内。DA PUMPの懐かしのヒットナンバー「Crazy Beat Goes On!」をi podで聴きながら気分よく店内を歩き回ります。余りに広い店内で、ハサミを探すのは一苦労といった感じでしたがやっとのことで発見しました。でも山ほどあるハサミから一本を選ぶのって優柔不断な僕にとってはそれもまた一苦労なんですよ。特に同じ値段で色々な種類があるので、思わず悩んでしまいました。そんな僕の傍でガサガサと店員さんが品出しを始めたため、早く決めないとなーと、慌てふためいたのですが、どうやら少々様子がおかしい。
そもそも品出しっていうのは、客の居ない箇所から行うもので、だだっ広い店内であからさまに僕の目の前でやっているのは余り常識的とは言えません。それどころか僕を狙いすまして商品を選ぶのを阻害しているような、そんな敵意すら感じるほどでした。普段から大人しく草食系を絵に描いたような僕は、痴漢されるがまま泣き寝入りする女子高生の如くそれはもう涙ぐましく耐えていましたが、次第に品出しするはずの商品が僕の目の前に落ちてきたりなど、余りにエスカレートしてきたため、おそるおそる店員さんの方を見てみました。
名札には左東さんとでかでかと書いてあり、恐らくは四十路前後。アジアンの右側をもっと右側にしたような幸薄そうな風貌に太い眉毛、どこからその敵意を絞り出すんですか?と聞きたくなるようなおばさまが、まるでご子息のカタキでも見るような目でこちらを見て、こともあろうに舌打ちまでしてくるではありませんか。
いかにパッケージされてるとはいえ、顔スレスレの所にハサミが落ちてきたことに恐怖を覚えたため、一時的に左東さんが品出ししている一角を離れることに。すると、こちらを睨みながら時折、挑発的な笑みを浮かべる左東さん。まぁ、これで挑発してきたのが杉本彩さんみたいなセクシャルなお姉様なら、こちらも諸手を上げて挑発に組し、レッツ・アバンチュール!ダンシングオールナイト!ってなものなのですが、杉本さんとの共通項は四十路前後という点くらいしか見当たらず、杉本さんというよりかは井本さんというような眉毛で迫られても…という感じです。それよりも買い物客に対し、相手にとって不足なしと言わんばかりに喧嘩を売っている左東さん。根本的にこれは如何なものなんでしょう。
よくよく考えると僕はハサミ一本とはいえ買い物に来ている訳で、少なからず良い気はしませんよね。とりあえず「あの…何か?」みたいな感じで左東さんに声をかけてみたところ、「あなた、以前に私にクレームつけてきましたよね?」みたいな事を言われました。
全くもって、意味が、わからない。
利用したことすら覚えのない店で、そもそも初対面の人にそんなことを言われてもね。あからさまな人違いに対し、困惑する僕をよそ目に左東さんは続けます。「私はあなたを覚えています。あなたも私のことを覚えているでしょう」と、ハーレクインのラブロマンス一歩手前みたいなことをのたまってました。
こちらが唖然として黙っているのを良いことに左東さんはまだ続けます。
「店長を呼んできましょうか?」「変なことすると大声出しますよ。」
「店長を呼んじゃいますけど、いいんですか?」
ノンストップ左東。まさにクレイジービートゴーズオン。店長どんだけ偉いんだよ。まぁ、そもそも喧嘩を売られる謂れもないため、折角なのでお言葉に甘えて店長さんを呼んでもらうことに。すると強気に出ていた左東さんにとって、まさかの緊急事態が。
いや、店長さんお休みらしい。
急にオタオタする左東さん。この人にとって、どれだけ店長が絶対の存在なのでしょうか。「少々お待ち下さい。」と、明らかにうろたえながら控え室に入る左東さん。そのまま待たされること15分。やることもないため、控え室前をうろうろすること不審者の如しってな僕でしたが、それだけに背後から背中を叩かれたときはビックリしました。警備員2人、怖い顔したおじさん2人、計4人体制で完全包囲されてるではないですか。どうやら左東さんが通報したようで、「お客様こちらへ。」みたいな、万引犯の如き扱いでオープンスペースに案内されました。本来は裏方にある万引主婦の取り調べ室みたいなところに連れて行くべきなんでしょうけど、丸井さんって裏には部外者を通せないらしいんですよ。なので人目につくオープンスペースでテロリストばりの厳戒態勢。通る人通る人みんなに見られます。何この羞恥プレイ。
怖い顔をした2人の内で特に怖い顔をした方、丸井のフロアマネージャーとかアフロマネージャーとかいう伊藤さんから事情を聞かれましたが、僕も事態を把握できていなかったため左東さんから説明してもらいました。聞けば、半年ほど前に左東さんはこっぴどくクレームをつけられて以来、日に日にクレーマーへの恨みのオーラを研ぎすましていたそうです。そんな、キルアが数里も先からその殺気に気付き進路を変えてしまうような負のオーラが正に今日、宿敵である僕を見かけたことで無慈悲の咆哮と化して炸裂したそうです。気がついたらハサミを投げつけていたらしい。怖すぎる。更に僕がそれに対して「何か?」なんて言ったものだから堪忍袋の緒がプッツンして喧嘩を吹っかけたそうな。その話を聞いて、伊藤さんもびっくり、僕もびっくり。
そもそもクレームなんていうものは、付けられる側にもそれ相応の理由があるわけで、その人を逆恨みして、店で再会するや否や喧嘩を売るなんていうのは愚の骨頂ってものです。まぁ、更に言うと肝心のクレーマーが僕ではないんですよね。120%人違いなんです。人違いの事実を僕からフロアマスター伊藤さんに話すや否や、「嘘おっしゃい!」とのび太のママみたいにおキレになられる左東さん。マジでびびった。
「あなたにクレームをつけられたあの日の私が
どんな気持ちだったかわからないわけないわよねええええええええええええええ」
話す度にヒートアップする左東さん。その勢いたるや凄まじく、いつしか辺りにはオーディエンスができてた。お願い、左東さん落ち着いて。ここでようやく騒ぎを聞きつけた百円ショップのマネージャーだかの後藤さんが到着。僕はというと、
もういいよー 俺が悪かったよー 家に帰してよー
この店「トウ」が付く名字の人多すぎだよー などと、冤罪で捕まってしまい自白を強要される余り心が折れてしまった被害者のような気分でいました。
「後藤さん、あなたも覚えているでしょう。この男をおおおおおおおおおおおおおおおふ」
後藤さんが到着するや否や、ヒステリックブルーも真っ青になるほどの雄叫びを上げる左東さん。どうフランクに解釈しても頭がおかしいとしか思えない。おい、誰か早く鎮静剤を。
そんな烈火の如く怒りの化身となった左東さんに対し、後藤さんはすごく冷静に
「いやいや、こちらの方ではありませんよ。左東さん。」とか言い出したものだから、場が凍ったというか、時が止まったというか、謎の沈黙があった後に風船がしぼむかのように急に大人しくなる左東さんがいた。その後、いきさつを左東さんから後藤さんに説明すること20分。ようやく事態が収拾に向かうことに。
左東さんの話を聞くや、冷静すぎる後藤さんも堰を切ったかのように謝り始めました。事情を聞けば、半年ほど前に左東さんがひどくクレームをつけられたのは事実らしいのだけれど、人相も違えば、後藤さんはその方の名前も控えていたらしく見事に僕の逆転無罪となった。
そこから始まる謝罪劇たるや凄まじく、後藤さんだけでなく、フロアマネージャーの伊藤さんも土下座も辞さない勢いで謝り倒すものだから、オーディエンスを飽きさせない。しかしなんなんだこの茶番は。ハサミを買いにきただけで何をした訳でもないのに、見事に周りに振り回される僕。僕がしたことと言えばハサミ選んでたことくらいですからね。
それでも納得のいかないらしい左東さん。でもその目には涙がうっすら浮かんでいて、まるで僕が泣かせたようなバツの悪さを感じました。最終的には伊藤さんと後藤さんが2人体制で説き伏すように謝罪を促し、「私が間違っていたことを、学ぶことができました」みたいな、これまた謎すぎて、捉えようによっては少々サイコな謝罪で幕を閉じることとなりました。伊藤さんから「後日謝罪を」みたいな感じで連絡先を聞かれたのですが、丁重に辞退しておいた。
謝られるのも得意ではなければ、お詫びとか受け取ったら本当にクレーマーみたいじゃないですか。何より左東さんに住所がばれたりして「ジャイアン殺して僕も死ぬ!」みたいな展開を迎えることも想像に難くないです。怖すぎる。結論から言うと人違いでしたが、果たして違っていたのは人か気か。この冤罪がきっかけで改めて一から逆恨みされてそうな気すらします。何一つ悪いことをした覚えはないんですが、どなたにも合わせる顔もないため、今後もう二度とお店に近寄ることもないのでしょうね。さようなら丸井と百円ショップ!
などとと思った矢先に、肝心のハサミを買い忘れたことに気づきました。本当、何しに行ったのか分からない。人違いって怖いね。冤罪の恐ろしさ、その片鱗を垣間みた気がしました。
さて、ここから私事になりますが、仕事でハサミが急遽必要になりました。ヤロウの一人暮らしなんて、ハサミがなくても生きていけそうなものじゃないですか。そのため、ハサミというものを僕は持っていませんでした。買うの一択しかないものの、文具店で買うような立派な代物でなくとも、急場を凌げれば良い訳です。たまたま立ち寄った埼玉県の丸井に入っている百円ショップでちゃっちゃっと買うことにしました。便利だね、百円ショップ。丸井というと僕なんかが無縁であるオシャレピープル達が買い物をする、ファッショナブルなお店を想像しましたが、今どきはアウトレットやらファミリーやら、けっこう砕けた雰囲気なんですね。正直、百円ショップが入ってると思わなかった。
フロアを半分占めているため、見事なほどに広くて綺麗で雰囲気の良い店内。DA PUMPの懐かしのヒットナンバー「Crazy Beat Goes On!」をi podで聴きながら気分よく店内を歩き回ります。余りに広い店内で、ハサミを探すのは一苦労といった感じでしたがやっとのことで発見しました。でも山ほどあるハサミから一本を選ぶのって優柔不断な僕にとってはそれもまた一苦労なんですよ。特に同じ値段で色々な種類があるので、思わず悩んでしまいました。そんな僕の傍でガサガサと店員さんが品出しを始めたため、早く決めないとなーと、慌てふためいたのですが、どうやら少々様子がおかしい。
そもそも品出しっていうのは、客の居ない箇所から行うもので、だだっ広い店内であからさまに僕の目の前でやっているのは余り常識的とは言えません。それどころか僕を狙いすまして商品を選ぶのを阻害しているような、そんな敵意すら感じるほどでした。普段から大人しく草食系を絵に描いたような僕は、痴漢されるがまま泣き寝入りする女子高生の如くそれはもう涙ぐましく耐えていましたが、次第に品出しするはずの商品が僕の目の前に落ちてきたりなど、余りにエスカレートしてきたため、おそるおそる店員さんの方を見てみました。
名札には左東さんとでかでかと書いてあり、恐らくは四十路前後。アジアンの右側をもっと右側にしたような幸薄そうな風貌に太い眉毛、どこからその敵意を絞り出すんですか?と聞きたくなるようなおばさまが、まるでご子息のカタキでも見るような目でこちらを見て、こともあろうに舌打ちまでしてくるではありませんか。
いかにパッケージされてるとはいえ、顔スレスレの所にハサミが落ちてきたことに恐怖を覚えたため、一時的に左東さんが品出ししている一角を離れることに。すると、こちらを睨みながら時折、挑発的な笑みを浮かべる左東さん。まぁ、これで挑発してきたのが杉本彩さんみたいなセクシャルなお姉様なら、こちらも諸手を上げて挑発に組し、レッツ・アバンチュール!ダンシングオールナイト!ってなものなのですが、杉本さんとの共通項は四十路前後という点くらいしか見当たらず、杉本さんというよりかは井本さんというような眉毛で迫られても…という感じです。それよりも買い物客に対し、相手にとって不足なしと言わんばかりに喧嘩を売っている左東さん。根本的にこれは如何なものなんでしょう。
よくよく考えると僕はハサミ一本とはいえ買い物に来ている訳で、少なからず良い気はしませんよね。とりあえず「あの…何か?」みたいな感じで左東さんに声をかけてみたところ、「あなた、以前に私にクレームつけてきましたよね?」みたいな事を言われました。
全くもって、意味が、わからない。
利用したことすら覚えのない店で、そもそも初対面の人にそんなことを言われてもね。あからさまな人違いに対し、困惑する僕をよそ目に左東さんは続けます。「私はあなたを覚えています。あなたも私のことを覚えているでしょう」と、ハーレクインのラブロマンス一歩手前みたいなことをのたまってました。
こちらが唖然として黙っているのを良いことに左東さんはまだ続けます。
「店長を呼んできましょうか?」「変なことすると大声出しますよ。」
「店長を呼んじゃいますけど、いいんですか?」
ノンストップ左東。まさにクレイジービートゴーズオン。店長どんだけ偉いんだよ。まぁ、そもそも喧嘩を売られる謂れもないため、折角なのでお言葉に甘えて店長さんを呼んでもらうことに。すると強気に出ていた左東さんにとって、まさかの緊急事態が。
いや、店長さんお休みらしい。
急にオタオタする左東さん。この人にとって、どれだけ店長が絶対の存在なのでしょうか。「少々お待ち下さい。」と、明らかにうろたえながら控え室に入る左東さん。そのまま待たされること15分。やることもないため、控え室前をうろうろすること不審者の如しってな僕でしたが、それだけに背後から背中を叩かれたときはビックリしました。警備員2人、怖い顔したおじさん2人、計4人体制で完全包囲されてるではないですか。どうやら左東さんが通報したようで、「お客様こちらへ。」みたいな、万引犯の如き扱いでオープンスペースに案内されました。本来は裏方にある万引主婦の取り調べ室みたいなところに連れて行くべきなんでしょうけど、丸井さんって裏には部外者を通せないらしいんですよ。なので人目につくオープンスペースでテロリストばりの厳戒態勢。通る人通る人みんなに見られます。何この羞恥プレイ。
怖い顔をした2人の内で特に怖い顔をした方、丸井のフロアマネージャーとかアフロマネージャーとかいう伊藤さんから事情を聞かれましたが、僕も事態を把握できていなかったため左東さんから説明してもらいました。聞けば、半年ほど前に左東さんはこっぴどくクレームをつけられて以来、日に日にクレーマーへの恨みのオーラを研ぎすましていたそうです。そんな、キルアが数里も先からその殺気に気付き進路を変えてしまうような負のオーラが正に今日、宿敵である僕を見かけたことで無慈悲の咆哮と化して炸裂したそうです。気がついたらハサミを投げつけていたらしい。怖すぎる。更に僕がそれに対して「何か?」なんて言ったものだから堪忍袋の緒がプッツンして喧嘩を吹っかけたそうな。その話を聞いて、伊藤さんもびっくり、僕もびっくり。
そもそもクレームなんていうものは、付けられる側にもそれ相応の理由があるわけで、その人を逆恨みして、店で再会するや否や喧嘩を売るなんていうのは愚の骨頂ってものです。まぁ、更に言うと肝心のクレーマーが僕ではないんですよね。120%人違いなんです。人違いの事実を僕からフロアマスター伊藤さんに話すや否や、「嘘おっしゃい!」とのび太のママみたいにおキレになられる左東さん。マジでびびった。
「あなたにクレームをつけられたあの日の私が
どんな気持ちだったかわからないわけないわよねええええええええええええええ」
話す度にヒートアップする左東さん。その勢いたるや凄まじく、いつしか辺りにはオーディエンスができてた。お願い、左東さん落ち着いて。ここでようやく騒ぎを聞きつけた百円ショップのマネージャーだかの後藤さんが到着。僕はというと、
もういいよー 俺が悪かったよー 家に帰してよー
この店「トウ」が付く名字の人多すぎだよー などと、冤罪で捕まってしまい自白を強要される余り心が折れてしまった被害者のような気分でいました。
「後藤さん、あなたも覚えているでしょう。この男をおおおおおおおおおおおおおおおふ」
後藤さんが到着するや否や、ヒステリックブルーも真っ青になるほどの雄叫びを上げる左東さん。どうフランクに解釈しても頭がおかしいとしか思えない。おい、誰か早く鎮静剤を。
そんな烈火の如く怒りの化身となった左東さんに対し、後藤さんはすごく冷静に
「いやいや、こちらの方ではありませんよ。左東さん。」とか言い出したものだから、場が凍ったというか、時が止まったというか、謎の沈黙があった後に風船がしぼむかのように急に大人しくなる左東さんがいた。その後、いきさつを左東さんから後藤さんに説明すること20分。ようやく事態が収拾に向かうことに。
左東さんの話を聞くや、冷静すぎる後藤さんも堰を切ったかのように謝り始めました。事情を聞けば、半年ほど前に左東さんがひどくクレームをつけられたのは事実らしいのだけれど、人相も違えば、後藤さんはその方の名前も控えていたらしく見事に僕の逆転無罪となった。
そこから始まる謝罪劇たるや凄まじく、後藤さんだけでなく、フロアマネージャーの伊藤さんも土下座も辞さない勢いで謝り倒すものだから、オーディエンスを飽きさせない。しかしなんなんだこの茶番は。ハサミを買いにきただけで何をした訳でもないのに、見事に周りに振り回される僕。僕がしたことと言えばハサミ選んでたことくらいですからね。
それでも納得のいかないらしい左東さん。でもその目には涙がうっすら浮かんでいて、まるで僕が泣かせたようなバツの悪さを感じました。最終的には伊藤さんと後藤さんが2人体制で説き伏すように謝罪を促し、「私が間違っていたことを、学ぶことができました」みたいな、これまた謎すぎて、捉えようによっては少々サイコな謝罪で幕を閉じることとなりました。伊藤さんから「後日謝罪を」みたいな感じで連絡先を聞かれたのですが、丁重に辞退しておいた。
謝られるのも得意ではなければ、お詫びとか受け取ったら本当にクレーマーみたいじゃないですか。何より左東さんに住所がばれたりして「ジャイアン殺して僕も死ぬ!」みたいな展開を迎えることも想像に難くないです。怖すぎる。結論から言うと人違いでしたが、果たして違っていたのは人か気か。この冤罪がきっかけで改めて一から逆恨みされてそうな気すらします。何一つ悪いことをした覚えはないんですが、どなたにも合わせる顔もないため、今後もう二度とお店に近寄ることもないのでしょうね。さようなら丸井と百円ショップ!
などとと思った矢先に、肝心のハサミを買い忘れたことに気づきました。本当、何しに行ったのか分からない。人違いって怖いね。冤罪の恐ろしさ、その片鱗を垣間みた気がしました。