今日、東京のネット専業代理店のOさんと話をしました。
偶然にも同い年で下が、周囲からは僕のほうが老けているとの評価でした。
(ほっといてくれ!)
その人は今、うちの会社に出向扱いみたいな感じで10月からきているのですが、
かなり同じ広告業とはいえ、ギャップを感じているようでした。
何がギャップかというと、仕事内容が、
広告枠を売るのか、企画を売るのかという違いです。
我々総合広告の会社(ありとあらゆるメディアを使い広告プロモーションを行う会社)は
特定のメディアに縛られて物事を考えたりはしません。
ケースバイケースで、メディア・予算・クリエイティブ表現を変化させていきます。
それはつまり、企画内容で、勝負をし、メディアはあくまでツールでしかないのです。
特にウチのような「独立系」の会社は極めて自由度が高いです。
一方「非独立系」 いわゆる 読売新聞系列やテレビ局なのどの系列会社になると
やはり、親会社・グループ会社のメディアを優先的にセールスする宿命を負います。
(そうでないところもあるとは思いますが)
「ネット専業」となると、もはや扱うメディアはその名のとおり「ネット広告」のみに限られます。
そうなると、広告枠販売の色が濃くなってくるのです。
そこへ来てO君は、総合の会社に出向しているわけで、脳みその使い方が全く違うのです。
困ってましたね。
同じ営業マンで広告業界にいても、やっていることがまるで違うのです。
今日、O君は「今までやってたのは、広告じゃなかった」と言っていました。
今、ネット専業の広告会社で求められているのが、クリエイティブの部分なのです。
その広告をどう使うか、どう見せるか、どうやって効果を挙げるのか、真剣に考える時期です。
広告代理店というものは同じ商品を扱っています。
クリエイティブや企画でオリジナルの切り口の無い商品は当然値引き合戦にさらされます。
それが今、ネット専業の業界で起っているのです。
このままでは ネット専業の会社通しで疲弊していくでしょう。
総合の考え方を取りいれ、枠の販売に終わらない販売活動をしていかなければ。