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2019年5月に脳出血
後遺症(右半身麻痺高次脳機能障害)
6ヶ月のリハビリ入院後、退院
再び2020年1月に脳梗塞を起こした父の
リハビリ闘病の毎日書いてます。
2023年私に子供が産まれた為
ダブルケアが始まりました。
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無事に子供が産まれました~にっこり

と言いつつ初めての育児でいっぱいいっぱいで

なかなかブログは書けず

もう生後3ヶ月を迎えました👶

おーちゃん(仮名)といいますにっこり


予定より2週間早く産まれてしまったので

2400gの小さな小さな体で産まれてきました。


小さい割に陣痛から2日かかる難産で💧

無痛分娩だったけど

地獄はしっかりと見たって感じですネガティブ


家に帰って父におーちゃんを抱かせてあげると

嬉しそうに涙をためて抱っこしてました。

動く左腕だけで小さな赤ちゃんを落とさないように

抱き抱えて長い間離しませんでした。



父は倒れてから鬱になり拒食もして

生きているのが辛かったんだろうと思います。

高次脳が悪化していく父と重くなる介護に

母も辛い日々だったと思います。

嬉しそうに赤ちゃんを抱く2人を見れて

2人にこの先の希望となる孫を抱かせてあげたい

その夢が叶って

無事に産まれてきてくれた事に

胸がいっぱいになりました。


会いに来てくれた親戚に

おーちゃんは2人にとって希望の光だね

頑張って産んでくれてありがとう。

と言って貰って

この子は

沢山の希望を背負って産まれてきたんだな

と思いました。


産後しばらくは実家に帰り母と

父と赤ちゃんのタブルケアを2人でこなしました。

しんどいだろうと

看護師のいとこが泊まり込みで手伝いに来てくれて

助けて貰いながら

介護、自分の体の回復と頻回授乳のある育児を

なんとか乗りきりました。


産まれてからは毎日が精一杯で

よく泣く我が子に手を焼いて

泣くと介護が手伝えず

父が倒れてからの4年は

介護要員に徹して来た自分がいたので

介護要員になれない自分は

実家にいても足手纏いだと

産後しばらくは睡眠不足もあり

精神的にいっぱいいっぱいになったりもしました。


ダブルケアでしんどいながらも

初孫が可愛くて仕方ない様子の母や

片腕だけで痛くても

ずっと抱っこしていたいらしい父を見ていると


私の存在価値は介護要員だけではなくなったんだと

介護を手伝えなくても

この子を連れて帰って来る事が

2人には必要な癒しなんだと今は割りきれて

手伝える時に手伝うスタンスでやっています。


今は里帰りを終えて自宅に戻り

週4~5日実家に通うで過ごしてます。


ここ数年、父の高次脳は悪化し続けてきて

元々の短期記憶障害、思考能力の欠如、失行

に加え幻聴、幻覚なんて症状も出てきてました。

入院すれば拒否や暴力の問題を起こしては

強制退院になったり

病院にかかっても原因も分からず

適切な治療も見つからず

本人の無気力にも拍車がかかり

家で父をみることに私達が疲れてきていました。


孫が産まれてから

毎日来るのを楽しみにしているようで

連れていけば父に出来る方法であやしたり

小さな手足を撫で続けたり

比較的父の様子は落ち着いています。


デイケアでは普段自分から話さないのに

孫の話をしてきてくれると

介護士さんから嬉しそうな報告を受けたり


実家に行かなかった日は母から

父が2人とももう来ないと思い込んで泣いている

と電話が来て

明日おーちゃんを連れてそっちに行くよ

ちょっと家に帰っただけだよ

と伝えると

電話の後泣いて喜んでたよと母が言ってました(笑)


高次脳で混乱している頭ながらも

無気力だった時に比べると

父にはいい影響があるようですニコニコ


訪看さんや訪リハさん、訪問歯医者さん

うちには沢山の方が来てくれますが

みなお腹にいる時から見守ってくださって

産まれてからも

抱っこするためにちょっと早く来てくれたり(笑)


うちは医療者さんの出入りが多く

普通のお家の環境とは違うけれど

沢山の人に見守られて

可愛がられて幸せな子だと思いました。


私の中で

限界が来て施設に入れるとなる前に

父に孫を見せてあげたいという

夢は達成出来ました。

あとは何を夢にしようか


次は叶うなら2人目を見せれたらいいなとか

旅行に連れていけたらなとか

そうやって

限界を先に伸ばせていけたらいいのかなにっこり