言葉のメモ

言葉のメモ

詩や物語を書いています。
お気軽にどうぞ。

履き慣れた靴で

見慣れない街を歩く


どこを見ても

どちらを向いても

よそよそしい風が吹く


どこか拒まれているようで

どこか疎外感に苛まれる


履き慣れた靴と

見慣れない街を歩く


見たことの無い家々に

渡ったことのない道々を

恐る恐る通り過ぎる


戻れるようにキョロキョロして

引き返せるようにウロウロする


空き地の草に目をやれば

ネコと目が合う


それだけで大丈夫な気がした

貴方に会いたいと思う私の心なぞ
意味がないのでございます

私がこの世に居ることに
なんら意味がないのと
同じなのでございます

さればこそ
貴方のお心が私に向きませぬよう
祈るだけにございます

私なぞ意味のない存在なのですから

君に会いたいと思う私の心に

純真さはカケラもない


無垢な心は

サンタを信じなくなったあの時に

消え失せた


君に会えば

笑って欲しいと思い

抱き締めて欲しいと願い

触れて欲しいと期待する


そんなことはおくびにも出さず

君に会いたいと言えてしまう私は

君にどんな顔を見せているだろう


純真無垢な

何も知らない少女に映っているなら

君は私に会わない方が良い

そんな私はどこにも居ない


君に会いたいと思う私の心に

君は触れることは出来ない

触れられたと思う私の心は

そう見えるように私が整えた心


純真無垢な私など

どこにも居ない