プロ野球ソフトバンクの堂上隼人容疑者を強制わいせつの疑いで23日に逮捕した。堂上容疑者は「間違いない」と認めている。
事件が起きたのは19日の午後10時30分頃、面識がないアルバイトの女性の髪をつかむなどの暴行をし、体を触るなどのわいせつな行為をした。
犯行当日、堂上容疑者は午後0時30分開始の中日戦に4番・三塁でスタメン出場し、3打数1安打で途中交代していた。
警察の調べによると、堂上容疑者は、女性が帰宅した際に、「俺の顔を見るな」と言い、通路でわいせつな行為をした。女性が110番通報し、防犯カメラの映像や聞き込み調査で堂上容疑者が浮上した。
今年の8月に入ってから、同様の手口でわいせつ事件が数件起きていたため、県警は余罪を調べている。
球団広報室は「しっかりと事実関係を把握したうえで、球団として厳粛に対応して参りたいと思います」とコメント。謝罪文を球団ホームページにも掲載した。所属する現役選手の逮捕。逆転優勝へ向けて、シーズンを戦っている選手らに与えたショックは計り知れない。球団は、堂上容疑者との契約を解除することも含めて対応を検討している。