ずーーんと重い気持で
叔父宅に向かった日
あまり眠れなかったため
ガンガン痛む頭を押さえながら
なんとか身支度を終えて出発しました
何からどう説明していいのか
ぐるぐる思考が空回りしていました
お金や男性関係にだらしなく
育児放棄をしていた実母は
叔父宅にお金も謝罪もなく
数か月単位で子どもを置き去りにしたり
逆にお金の無心をしに行ったり
叔父家族には
とても迷惑をかけてきました
また、祖父が早くに亡くなって
夢を諦めて商店や不動産などを継いで
家業のために生きてきた叔父は
姉(=私の実母)ばかりが
自由に生きていて
祖母からこっそり影で
資金援助を受けていることを
苦々しく思ってきました
また、そのせいで
叔父と祖母の関係が
とても悪くなってしまっていました
ですから
”せめて私だけは
叔父家族に迷惑をかけない”
そう思って生きてきたのに
”叔父の商店に損害を与える”
という今回の出来事
結局は、
私も実母と同じなんだ・・・
ワガママで傲慢な人間なのだ・・・
ジョン・スタインベック著
「エデンの東」のアローンが
自分の出自を呪い絶望したように
自己嫌悪の渦に
飲み込まれておりました
叔父宅では叔母も同席
二人の前に座ってすぐに
叔父:
「あれから納入のキャンセルが
また何件か追加であったし
店頭のお客さんも減ったんだぞ
一体お前は何をやらかしたんだ!」
というお叱りの言葉
父親世代の男性が
とても苦手な私にとって
叔父の強い言葉は
心臓を踏みつけられるような
痛みや苦しみを伴うものでした
ですが
しっかり言葉を尽くさなくては
何も伝わりません
これまでの
義実家での扱いや夫との関係
これから望んでいる将来など
自分の思いを真剣に話したところ
叔父:
「お前は高校生の頃からアルバイトもして
看護師になって真面目に生きている
世話した甲斐があったと思っていたのに
やっぱり残念な人間なんだな
どう足掻いても血には逆らえないんだ
好き勝手して恩を仇で返して
それでも自分のワガママ通そうとする性格
姉さんにそっくりになってきたな」
と呆れたように言い
叔父:
「俺はな、そうだと思っていたんだよ
一見、真面目そうに見えて
グレたら手が付けられない奴いるだろ?
お前はそういうタイプだな
うちの婆さん(=祖母)は、
子育て失敗、ついでに孫まで失敗だな」
と続けました
私のことは
言われても仕方ないし
祖母の子育ても
失敗であることは明白なのですが
今更、詮無きこと
高齢で度々体調を崩し
看病の手が必要な時もあるのに
私のせいで
祖母と叔父との関係が更に悪くなり
双方に
不利益が生じてしまったらと思うと
罪悪感で
この場に居るのも心苦しいくらいでした
叔父:
「小さい時に預かった恩や
奨学金の保証人になった恩
お前には沢山の貸しがあるんだ
一気に返せとは言わんがな
せめて仇で返すのだけはやめてくれ
きつい事を言うようだが
結婚は、我慢の連続だし慣れなんだ
まだお前は若いから夢見ちゃうんだな
大学出て看護師になって
田舎に戻ってきて天狗になってないか?
自分は特別出来る・都会に行きたいって
姉さんもそんな感じで都会に出て
失敗して帰って来たんだ
母娘揃って同じ道が目に浮かぶぞ」
叔父は
私と若き日の実母を重ね合わせて
心配しているようにも
軽蔑しているようにも見えました
でも・・・これ
ただの叔父の独断場です
この後も話が延々と続き
必ず話の最後には
”姉さんが、姉さんが”に帰結して
私の話じゃなくて
私の実母に対する
”叔父の恨み言を聞く会”になってる
言いたいことあるんなら
直接本人に言ってください
って気持ち満々でしたが
勿論言えず・・・
最後の方は
校長先生のお話タイム同様
脳内トリップしちゃっていました
あまりにも長いんで・・・
そんな叔父の独り言?を遮るように
叔母:
「ちょっと私もいいかしら・・・」
叔父の隣に座っていた
叔母もいざ出陣
状況が一転いたしました
続きます
\おもたせにもピッタリ/
抹茶やティラミス、フルーツカスタードなど
ひとつずつフレーバーが違うので
飽きずに楽しくいただけます♪