この劇団の稽古に参加しはじめて、早2ヶ月。誰ひとりとして牛乳にも、地獄にも触れません。その代わり、ア○と雪のうんたら~とか、ラーメンがー、とかどんな本が好きーとかばかりです。なんやそれは!牛乳地獄ゆうたら、もっとドロドロした液体を舞台上にぶちまけてその上で鹿の被り物しながら男女入り乱れてダンスをするようなアングラ劇団だとばかり思っておりました。
それに、僕、佐伯雄司(はじめまして)の前にブログを書いた2人も安達地獄!とか鈴来地獄!とかのタイトルの割にはなに一つとして地獄に触れないじゃないですか。
いや、これはおかしいなと。もしかしたら、主宰の桐原さんや、きっと影の主宰であろう佐野ジョンイルさんが検閲して訂正して投稿しているんだろうと思ったんですよ。闇が深いなーと。
そこで、僕はその「地獄」の核心に迫っていこうと思ったのです。
まず簡単に僕の話をさせてください。
僕は大阪にある劇団レトルト内閣という劇団に所属しております。ご縁があって出演させていただくことになりました。
みなさん若々しい方ばかりで、ちょっと物怖じして、いつも稽古場の隅でもじもじしながら、みなさんを観察しております。
まだなにが地獄なのか、僕にはわかりません。しかし、観察の分析結果を今回皆様にお伝えすることで核心に繋がってくるのではないかと思ったので、その一部をお教えしたいと思います。
《客演 佐伯から見た牛乳地獄劇団員(出演者のみ)》
・桐原工務店さん
言わずもがな、牛乳地獄の主宰。演出・脚本・出演もする。スタッフ作業もできるらしい。欲張りか。いろんな意味で人間の限界を身を持って証明している。突然踊り出す。不幸。
・佐野かおるさん
眼。今回の主役。第一印象はしっかりものなのに、徐々に崩れ出す。うっかりさん。6割くらいの確率でカバンのチャックを開ける妖怪に取り憑かれてる。たまに闇が深い。
・池田桃香さん
メガネが常にズレてる。どうにもならない。普段は萌系の高い声だが、風邪を引くと途端にささやき声になる。野村か。南海の野村か。ギターのマイムが5%くらいしか再現されていない。
・高橋七海さん
座組みで二番目にクレイジー。一番は岡田夕歌。今日なんて急に「なんかおじぃちゃんの匂いがする!」と言って匂いを嗅がれた。どんなだ。一度スベったネタをもう一度やらせようとする関西人の敵。
以上です。
どうでしょうか。どこが牛乳で、何が地獄なのか。それを解明する日がくるのかわかりませんが、明日からの稽古も気を引き締めて調査にかかります。
「本の虫」
いろんな意味で面白い作品になりそうですね。
明日の稽古も何が起きることやら!
佐伯雄司
