米ネタバレ注意
自分の世代である555の映画をやるというので休日に視聴。
個人的には「ん?」と思った部分もあるが、全体的には楽しめた。というか前回のOOOのおかげで評価のラインが低くなっていたのかもしれない。
この感想は批判も少し入ると思うので、そこは閲覧注意とさせていただきたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的な点数は
6.5/10
この点数は割と的をえてると思う。
言葉にしがたいのだが、ウキウキしながら食べに行ったラーメン屋のラーメンがプールで食べるような味だったというのが適切なのだろうか。
とにかく555ってこういうドラマだったよな。と思う場面と、ナニコレ。という場面が6:4くらいの配分だった。
ただ勘違いして欲しくないのは筆者はこれを正統派続編だと認めているしこき下ろしたい訳でもない。
こんななんとも言えない感情を言葉にすると長くなりそうなので、まずはキャラクターの感想から述べていこうと思う。
・キャラクター
◎乾巧
本作は延命治療を受けている。鑑賞前に見ている人もいるかもしれないので、詳しい説明は省くが、時間が残されていない状態である。
役者さんも何年も経っているからやはり貫禄があった。
元々たっくんは人に言えない事情を沢山知り得てしまいそれを何となく伝えようとするが口下手や追求を逃れるための不機嫌に見せるといった方法からコミュニケーションが円滑に進まないことが多かった。
本作はそこから少し大人になったように感じる。
根は優しいのはもちろんだが、その優しさを他人に見せることができるようになった。
また、弱音を見せない姿が見ていただければわかるように結構変わっている。
原作ファンとしては嬉しい成長で、10年経っても誰の腕もつかもうとしない火野映司とは全然違うことが分かった。それだけでも安心。
◎園田真理
ただただ役者さんに脱帽。まじで当時とぜんぜん変わらん。確かにシワは出来たが、役柄も声のトーンも昔のまま。感動させられる。
この人もっと評価されていいと思えるひとりだと思う。
本作は重要な役割。てか主人公真理ちゃんでしたね。でも555って語り手真理ちゃんだから真理ちゃんを中心に物語進まないと違和感。そういう意味でも555っぽい懐かしい味を思い出させてくれる人物。
◎草加雅人
今回もとにかくめんどくさい。仲間ヅラして仲を引っ掻き回すのはお家芸。こいつが1番「邪魔なんだよ……」
ただ面白いスパイスは草加にある。ドラマを動かしてくれるのも草加なんですよね。
ただ制作陣は草加に味しめてる。そんなにこのガム味しないぞ。
◎胡桃玲奈
ミューズの変身者。顔は可愛かった。
ただ「恥ずかしいですわ……」はいる?wこれw
このくだりが今回必要なのか?って思ったシーンの1つ目。恥ずかしがり屋っていうキャラ別に活かされないしただただ周りのおっさんと気まづくさせられるキャラ。大きなお友達キラーである。
こいつのこのキャラ付けだけはどう頑張っても擁護できない。パンフレット買えなかったからもしかしたら言及されてるのかもしれないけど、本当になんの意図があったのか分からなかった。
まぁ意図なんてないんだろうけど、普通に真面目でたっくんへの気持ち抑えきれない女の子くらいのキャラ付けでよかった。てかそこら辺の描写はやっぱり1時間映画だと難しいのだろうか。
尺の短さの犠牲者でもあると思う。
その他割愛。
キャラクターに関するところはこんな感じですかね。だいたい満足。北崎さんも顔パンパンだけどエロいし。
・ストーリー
おおむね満足。
中盤のオルフェノクディープキスは正直爆笑しました。
でも作品として必要なんですよね。男としてたっくんが決心するいいシーンだと思う。井上敏樹はこういう立ち直りのシーンが本当に上手い。
また、最後の旧式555で勝つのはお約束だけど熱かった。こういうのでいいんだよ。
ただこの最後が正直とってつけた感あったなと思う要因でもある。ベルトの性能差とかは置いておいても。
懐かしい流れで敵を倒して夫婦キックお見舞いして終わりはお祭りとしていいとは思うが、ここに少し違和感を覚えた。
引っかかる言葉がひとつある。
それは、キャストの「最後を変えてもらった」という話。
映画を見ていると最後の戦闘で「ここか?」と思うシーンが出てくると思う。
筆者はたっくんがそのまま敵を倒すシーンに違和感を覚えた。
確信を持っている訳でもないが、本当の結末はたっくんか真理ちゃんどちらかが死んだのではないかと思ってならないのだ。
というか、そうなるように舞台も動いていたように見えてならない。
例えばオルフェノクディープキスシーン。
このシーンはたっくんが立ち直るシーンであると同時に、先が短いたっくんの未来を託しそれを守るために生き返るシーンでもあると思う。言わば絶望に進む今作で唯一ポジティブに取れるシーンでもあるのだ。
また、今作では本編と比べてやっていないができることがひとつある。
それが園田真理の変身。
園田真理のオルフェノク化により実は555への変身が可能な今作。
ライダーに変身することでトドメをさしていたのは真理ちゃんだったかもしれないのだ。
もしかしたら木場さんみたいにラスボスを後ろから押さえつける役をたっくんまたは真理ちゃんが担う未来があったかもしれない。
まぁそれなら役者さんもOOO見てそれは否定するだろう。と妙に納得させられる違和感だった。
とにもかくにも違和感やいらない描写による心情の描かれなさが伴って、大手を振って褒めることも出来ないのが今作。
ただ勘違いして欲しくないのが駄作では無い。ラーメンが不味くは無い。期待してるハードルを超えなかった。それだけなのである。
あのロボはどこ製とか気になることはそれなりにあるものの見る価値がない訳では無いということはご理解いただきたい。
総評として6.5/10
まずまずであった。