あとがきです。
かえで、11月30日に、無事火葬を終えました。
あんなに大きかったのに、
小さくなっちゃったかえでさん。
かえでが居なくなったら、何も手に付かなくなるんじゃないかと思ってましたが、仕事やその他、生活するうえではやらなくてはならないことが多々有り、
やることが有るっていうのは、ある意味ありがたいですね。何も出来ずにいるなんてことは1日も無かったです。
昨日は、かえでがシニアになってからのお気に入りだった、四季の原へ行ってきました。
いつもみんなと遊んでいた場所に、骨(の一部)を埋めてあげたかったんです。でも骨は全て粉にしてしまったので、爪を埋めてあげることにしました。
最初、広場に埋めようとしたのですが、
かみさんの、「それじゃどこに埋めたのか分からなくなる。」の一言に、それもそうだな、と思い直し、
広場の、駐車場から来て一番手前の桜の木の根元に埋めてあげました。
これでいつでも遊びに来れるねー。かえでさん。
皆さんが、ワンちゃんにオヤツをあげようとして、フッと無くなったらかえでが食べてしまったのかもしれません。
桜、綺麗に咲くと良いなー。
犬を飼おうという話になった時、最初は家の外で飼えるワンちゃんを探してたんです。
柴犬とか、当時話題だった北海道犬とか。
何軒かペットショップを回っている内、水戸のCOO&RIKUのお散歩OKワンちゃんコーナー(ひらたく言っちゃえば大きくなっちゃって安く売られていたワンちゃんですね。)に、こちらに背を向け、寝ているワンちゃんが居たんです。
何故か家族みんなでそのワンちゃんの前から離れられなくなり、やっと起きてこっちを見ると、鼻水の垂れた、およそ犬らしくない顔をしたワンちゃんがそこに居ました。
それがかえでです。
その頃は犬について詳しくなく、フレンチブルドッグなんて知らなかったんです。ブルドッグは知ってましたが。
本当に無知で、店員さんに「このワンちゃんは外で飼えるんですか?」とか聞きましたから。店員さんの返事はもちろん「No!」でしたけど。
でも、なんか惹かれたんですよね。
我が家に来ることになりました。
忘れられないのが、
飼う時、我が家の「あまり大きくならないと良いなあ、」的な雰囲気を察したのか、店員さんは、「私の経験上、このコは10kg位で止まると思いますよ。」とおっしゃってたのに、
飼って割とすぐ、かえでを連れてトモニーへ買い物へ行った時、偶然フレブルを飼っているというお客さんに会い、会話の中で、「このコは10kg位で止まるって店員さんに言われたんです。」と言うと、
「いや、このコは前足が大きいから、10kgなんかじゃ止まらない。もっと大きくなる。」と言われたんです。
その通りでした。
これからフレブルを飼おうと考えられている皆さま、
こんなコは、
規格外に大きくなりますよ。きっと。
かえでが亡くなってから、3週間が経ちました。
最初は、かえでが居なくなったことがどこか信じられなくて、物音がする度、「居るのかな?」なんて見に行ったりしてたのですが、
当然そこにかえでの姿はありません。
少しずつ、かえでが居ないという現実に慣れてきたのですが、今でも燃えるゴミの日にはかえでの汚れたトイレシートを入れていたゴミ箱を覗いたり、かえでと場所を奪い合ってたパソコン前の椅子から離れる時は、かえでが乗り降りしやすい位置に動かしたりとかしています。
いつまで続けるんでしょうね?いつまでも続けてしまうんでしょうね。きっと。
ブログを始めようと思った時、意識したことがあって、
当時好きでよく読んでいたフレブル飼いの方が、ブログの中で「あとから読んで、笑える物にしよう。」的なことをおっしゃってたんです。
自分もそう思いました。
もうブログの編集をしないで済むよう、過去の記事で明らかに改行がおかしい所とかを直すのに、ちょいちょい自分の過去の記事を読んでたら、ちょっと笑えたりもしましたから、思った通りになったのかな、なんて考えたりしています。
あと、ブログをやっていて良かったのは、かえでの昔の写真や動画を見れることですね。
過去の写真等を入れておいたハードディスクが壊れちゃって、もうブログでしか昔の姿を見ることが出来ないんです。
結構な枚数の写真をダウンロードして、デジタルフォトフレームに入れ、その中のかえでをずっと眺めたりしています。
今日でこのブログの更新は終わりにします。
きっと、一生かえでの事は忘れないでしょう。
皆さまも、もし良かったら、桜が咲いたり、ヒマワリが咲いたり、コキアが真っ赤になったり、雪が降ったりした時にでも、かえでのことを思い出していただけると嬉しいです。
それでは長い間、本当にありがとうございました。
おしまい。