こんにちは。行政書士のふるはし ひろみです。

 

昨日は午後からなゆた浜北で開催された

「」障がい者計画策定のためのタウンミーティング「」

に参加しました。

 

第一部では浜松市障害保健福祉課の方が浜松市の障がい福祉の現状等につい説明してくれて。

第二部は下記7つの視点から市民との意見交換会でした。

 

1理解促進 2生活環境 3生活支援 4雇用・就労

5療育・教育 6情報・コミュニケーション 7社会参加

 

5について意見はありませんか、と市の職員さんが聞いたとき、一人の若いお母さんが手を挙げて発言しました。

 

彼女の傍らには2歳か3歳くらいのかわいい男の子。ニコニコ

ジッとしていられなくて、とても元気合格

 

「」この子は気管切開をしています。「」

から始まった彼女の話。

 

要約すると

1今年から児童発達施設に通園している。気管切開をしていると医療行為になるので、通園バスには乗れない、と言われて現在自分が片道30分~40分かけて送迎している。他を何も見ないで気管切開というだけで、切り捨てないでほしい。

2市の職員に気管切開をしているのに、表情が豊かなのね、と言われた。気管切開をしているだけで、表情もあるし、他の子と変わらない、傷つけるような事は言わないでほしい。

3保育園に入れて自分も働きたいと思っている。市に相談に行ったら「前例がない」というだけで、話を聞いてもらえなかった。難しいかもしれないけど、一緒に前例を作っていこうね、というくらいの姿勢を見せてもらいたかった。自分の他にも同じように思っているお母さんはいるはず。大きな施設の話ばかり聞くのではなく、個人の意見もどこかに取っておいて、意見として反映させてほしい。

 

という意見でした。

 

感情を抑えて、淡々と、でも時折声を詰まらせながら一生懸命訴えているお母さん。

愛する息子のため、息子の将来のため、同じような思いを持つほかのお母さんのため、一生懸命話をしている。

 

息子は2年間、人工呼吸器をつけていた、24時間目が離せなかった、やっと人工呼吸器が外れたが、小学校に行ったらどうなるんだろう。特別級に行かせたいけど、医療行為だからという事で、特別支援学校と言われている。

自分も子供から離れて、仕事をしたい。自分の時間がほしい。。。

 

きっと彼女は愛する息子に、ありったけの愛情を注いできた。

精神的にも肉体的にも精一杯のところで踏ん張りながら。

 

「長くなってすみませんでした。」

 

と彼女は言い、息子を抱っこして座った。

話終わってホッとしたのか、彼女は泣きながら、膝の上の息子をぎゅーっと抱きしめた。大好きなママに抱きしめられて、男の子はありったけの笑顔を見せてくれた。

 

たくさんの人の前で勇気をもって発言した彼女。

きっとこういう声を上げ続けていくことが大切なんだ。

すぐには変わらないかもしれない。

でもあきらめちゃいけない。

 

 

タウンミーティングのあと、次男を迎えに行った。

いとおしくて、ぎゅーと抱きしめて、ちゅー口笛とした。

 

「」ちゅーはやめてっムカムカ 「」

 

三歳児に怒られた汗

 

申し訳ありませんでした。ショボーンあせる