『行列のスリランカカレーもあるよ お立合い!』


というタイトルなのにスリカレー、出ませんやん・・・


・・・


と言われつつ耐えて来ましたが


大阪にはスリカレーの店の数が東京よりもはるかに多く


汚名挽回をちょっこし


・・・


船場まで歩いて来ました。2kmくらいかな。外気36℃。カレーブログで見つけた店


なんですが、見当たりません。ここかな?という場所は閉まってて


仕方ないんでそこから1.5km離れたスリレストランまで行って


そこも閉まってて臨休。チューブ、ああ夏休み♬


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ホテルに戻る形で船場の店の前に来たら


今度は道に看板が出てます。やったあ、と小さなガッツ坊主。




間違いありません。




そのビルの一番奥にへんてこな部屋があります。


シェフはスリランカ人、奥様は日本人。


本店は長野にあって土日は長野、平日は大阪という努力の夫婦。


スリカレーの良さを知ってほしいという伝道師です。マニアの間ではチョー有名店だそうで。


マニアックなスリカレーが食べれる、ということで選んだ店です。




平日はスリカレーの店として借りていて


土日はカレーイベントや料理教室に使うのでこんな名前。


だから、スリカレーの看板がないんや。


そろりと中に入って、シェフと奥様にご挨拶。


中は、ですからレストランっぽくなくって


中央に大テーブルと壁に向かうカウンター席のみ。


厨房に店主のラッキーさん。アメフトの選手のようなごつくて立派な体躯ですが、


奥様に


『スリランカ人でみなさんとっても親切ですよね。』と。賛同を得ます。




おもてなしのおしぼり。


カレーは1種類だけの日替わり。


トッピングは3種類あって、フライドエッグのみ頼みました。


全部で1300円。交通費にもなりませんよね。


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オーダーして調理が始まりました。


こっちは奥様と雑談タイム。


(たぶん)帰省とスパイス買い出しを兼ねて?スリ旅行を主催しているそうです。


話を聞くと絶対に行きたくなる魅力的なカレー+世界遺産ツアー。


げすな質問。


『やっぱりスリランカでは、手で食べるんでしょ?』


『私下手ですけど(笑)。』




最初に出てきたこれ。お客さんごとに出てきます。


『ルヌ三リス』と言って、めちゃめちゃおいしいちょい辛なふりかけ。


海老を使っていて、最初遠慮してましたが、後半から主役に抜擢。




そして、じゃ~ん。豪華です。ワンプレートにスリてんこもり。





おせんべい、パパドですね。


その下がじゃがいもスパイス炒め。これ見た目以上にめちゃめちゃ旨い。


その右のうす緑のが、グリーンココナツチャトネ。名わき役。



三角がサモサ。


その下なすのモジュ。


モジュってカレーみたいなもの。



この日のカレーは


『バナナの花のカレー。』


まあ素晴らしく旨い。バナナの花以外には何が入って出汁になるの?って。


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中央が野菜のビリヤニ。


味の複雑さとか奥行とか、このビリヤニすっげえわ。


もちろん、みんな混ぜ混ぜして食べますが、これとふりかけで


何杯でも食べれる。食べたい。止まらない。


その下は、サービスですってトッピングの海老。



で、最初は辛いと言われてこんくらい乗せてましたけど。


この辛さがたまりません。


攻撃的な唐辛子オンリーな辛さではなく


友好的なうま味助長役割の辛さ。


スリ人、スリ料理、やさしいんですよね。


食べている途中に


『これ、今出来たばかりですけど。試食してみてください』



いやあ、やっぱりスリランカカレー


ジブンに合ってます。


いいなあ、大阪って。