徳島滞在2日目の昼。
前の晩の楽しかった代償で大二日酔い。起きれず。
食事、もちろんパス。
昼もパス。
したら、ブロガーの名折れでしょうね。
じゃあ、ホテルの近くで簡単に。
いやあ、だめだめ。前の日に皆さんからおすすめのあった鳴門の寿司屋に行かねば。悶々苦闘。
調べると、
徳島、鳴門間は列車の運行が少ないので、時刻表のほとんどはバスの時刻。
でも、電車に乗りたい。景色も見たい、けど、本音はまだ気持ち悪いから。
ホームにたどり着くと、1両編成の電車が待ってました。かわゆ。
平日の昼間。乗車率30%。鳴門まで30分。
いやあ、楽しかった。吉野川の扇状地に広がるハス畑を見ながら。
駅から歩いて数分。りっぱな寿司屋が見えました。
気分をしゃんとさせ、二日酔いを追い払い。
先代が始めて40数年。鳴門一の老舗で、10年後くらいからできた後続店はみな廃業したとか。
玄関の横に灯篭を置くかつての高級店。
長いカウンター席が素晴らしい。
正面には品書きがあって。
カウンターの高台の下からは、手を濡らす水が流れてます。この仕掛けを見るのは小倉の京寿司以来2軒目。
女将さんと大将。大将は二代目でサラリーマンをしていたとか。
女将さんとずっと話をして、いつ食べるんだい!って。
大橋ができたころは観光客は鳴門でいったん降りるので、ものすごい特需だったとか。
大将に、赤足海老の話をしていると、水槽から取って来て見せてくれます。
いい加減、オーダーしないと。
食べたいもののイメージを言って、奨められた地魚握りを。
10貫3150円。
①真鯛
身が厚くて頃合いのいい熟成度。うま味が口の中で開いていきます。
シャリは中庸ですが残念だったのは冷たかったこと。
お客さんが少ない昼では仕方ないでしょう。と言うか、昔はみな冷たかったですよね。
②赤足海老
甘味が車海老よりも強い感じ。1週間以上時化が続く徳島で、1匹食べるのは無理かな。半身、ありがたくいただきました。
③あおりいか
炙ってから時間が経過していて硬かった。生の方がいいかな。
④さわら昆布締め
⑤さざえ煮
こういう食べ方をあまりしたことがありませんが、これはこれでいいなって。
大きなさざえで、食べごたえ十分。
⑥穴子
徳島産のネタで全部出来るっていいですね。穴子も1週間入荷なしの貴重品。
⑧蛸
⑨黒うに
気分もよくなって、もうちょっと食べれる、食べたい。
おまかせの追加2貫で。
冷蔵庫から殻に入った赤貝を出してきて、大きいのを選んでくれます。
もうこれしかありません、という入荷の厳しい状況。
⑫赤貝ひも
思い切って鳴門まで!が正解でした。
今日明日お酒を飲まなければ肝臓も回復するでしょう。
女将さん、大将ありがとうございました。
帰りは徳島までの電車は1時間待ちだったのでバス。
ボーリングなバスの移動でした。
夜にはまた約束があってうきうきの徳島でス。