本日は アートな一日
滋賀県大津市
膳所城址ちかくの
蘆花浅水荘 へ。
大正~昭和初期に活躍した
日本画家 山元春挙 の 粋が
詰まった 別荘。
建物全体が一つの芸術作品でした。
案内は 春挙のお孫さんが
してくださったのですが
わたしが 写経会など
書に関係する仕事をしている
ことを告げると
各部屋のコンセプトに
合わせて 掛けられている
お軸や 書の作品の説明も
丁寧にしていただけました。
竹の襖絵に 雀の 取っ手。
庭の竹から
雀が飛んできたかの
ような構図です。
室内からの見え方も
全て計算しつくされています。
竹の背丈は 屋根を越しては
ならない、という春挙の遺言に
従って竹を切っているんですよ。と
言われていたお孫さん。
建具ひとつ、木の木目の
見え方まで すべて!!
手抜きなし です。
2階のサロン
こちらはアトリエですが
入った瞬間、仏間?と感じたのです。
ん⁇ と思ったら
こちらに春挙さんいらっしゃいました

見守っておられる・・・。
とどめがこちらの
漂流して引き上げられた
酒樽の底に書かれた 篆書 の
「融」 の 字
円融
仏教用語
それぞれの事物がその立場を
保ちながら 一体であり
互いに溶け合っていて障りのないこと
年初に 『融』の 灯心書を
お渡しした方が
先にこの 蘆花浅水荘に
行かれていて この字をみて
鳥肌立ったと!!
だから どーしても わたしを
連れてきたかったと

時空を超えて
メッセージを 渡せていたんだ!!と
涙ものでございました。感謝。
季節を変えて、また訪れたい場所です。