２本の銀色

電車の最後尾から見える景色が好きです

２本の銀色が、ずっと並んで伸びている

その銀色を横切って渡る人や車が小さくなっていく

泣いて帰っていくのか

笑って出かけていくのか

いくつもの人生が、この２本の銀色に運ばれていく

青と緑のマーブル

青が目にはいると気持ちいい

緑が目にはいるとやすらぐ

それは、魂の故郷がそこにあるから

遠く眺めて

水平線を眺めていて

地球の丸みって見えるんだ

意外と小さいかも


低く垂れた厚い雲を眺めていて

こんな狭い間でひしめきあって生活してるんだ

なんて思ってしまう

こんなせまい世界で、袖すり合って生きているんだし

仲よくしようよ