イギリスの総選挙の結果、14年ぶりの政権交代が確実になった。

政権を担当していた保守党は200年近い歴史で最大の敗北らしい


この保守党には「イデオロギーで政治はしない」という誇りが大昔からあるのだという

簡単にいえば、イデオロギーに傾く労働党や自由党にブレーキをかけるのが役目という自負があったのだ。


イデオロギーとはつまり、観念だ。観念的な形態とでもいえばいいか。

〜主義とかよくいうが、この主義がイデオロギーとイメージすればいい。


かなり劣化してみえる今の保守党にイデオロギーで政治はやらないという誇りがあるのかどうかはよくわからない。

だがイデオロギーに対して竿を差さない、からこそ長期にわたって永遠の与党とイギリスでいわれてきたのだろう。


特にイデオロギーの域にも達していない知ったふうななんちゃってイデオロギーを吹聴して他人や世の中にダメ出しすると、いかにも自分が賢くなったような気分になれる。


こういうものに対しては中指を突き立て、膝カックンしてやりたい気分になる。


英保守党はイデオロギーに竿差さないという誇りを失わなければ、いずれ復活するだろう。


そして労働党は今回の総選挙は、イデオロギーに竿を差しすぎないことに重きを置いて大きく議席を伸ばし

政権交代に成功した。


労働党政権の政権運営スタンスに今後注目したい。