きのう娘が保育園の帰り道に突然しくしくと泣き始め、「どうしたの?」とたずねると


「Aちゃんがおうちごっこに入れてくれない」と言う。


このころの子供はきのは仲良かったと思うと今日はケンカの繰り返し。


Aちゃんとは1歳からずっと同じクラスでよく遊んでとっても仲良し。 でもたまにこういうことがある。


「おうちごっこで遊べるお友達をAちゃんが勝手に決めて、今日は一緒にやったのに明日はダメだっていうの。

もうAちゃんなんてだいっきらい!」


と号泣し始めた。


「そうかぁ、それはすごく悲しいね。Aちゃんと一緒に明日もやりたいの?」 


「でもダメだっていうんだもん!!!もうぜったいにぜったいに二度と一緒に遊ばない!」


とさらに号泣。


「今はそういう気持ちなんだね。じゃあ明日の朝どんな気持ちかまた教えてね。」


「ママ。Aちゃんをしかって」


と言うので、


「叱るのはAちゃんのママの係だね~。ママが出来ることは何があるかな?」と答えると

しばらく神妙な顔をしていました。


区役所で用事を済ませた後の帰り道、大好きなモスバーガーに立ち寄って、甘いものを食べてちょっとだけ元気をチャージできたのか、涙は止まり、夜も一緒にお風呂に入って水鉄砲で遊んでさらに元気を取り戻して安眠につきました。


そして今日。

登園するとAちゃんが教室からば~っと出てきて、なんだか言いたそうな面持ちで娘を見てる。


あぁ・・・Aちゃんも少しは気にしてるのかなぁ・・・と思いつつも、娘には特にAちゃんとの今日のことは言い残さずその場を去りました。


そして夕方のお迎えのとき。


「今日、一緒におうちごっこしたよ。 Aちゃんが謝ってくれるのを待ってたんだけど何も言ってこないから

自分からAちゃんにごめんねって言ったの」


大人的に見れば謝るのはAちゃんの方ですが、子供社会では悪い方が謝るのは当然という形式はまだまだ成り立っていないんですねぇ。


でもわたしは今朝のAちゃんの表情を見て「悪いことを言っちゃったなぁ」という気持ちが見て取れていたし、Aちゃんがごめんねって言葉を言えなかったとしても、それはそんなに重要ではないかなぁと思いました。


結果は一目瞭然で、ふたりが仲直りして、楽しく遊んで、今日はの娘からは「Aちゃんやっぱり嫌いじゃない」って言葉が出たのでわかるように、ふたりの間ではこの結末で良し。なんだな。


自分にいじわるした相手が謝ってくれない悔しさを子供なりに感じていたであろうながらも、思い切って自分から

歩み寄った娘のがんばりに


「えらかったね」


と一言褒めてあげました。


こうやって人間関係を学んで自分で乗り越える力をどんどんつけていった欲しいですね。


子供のけんかに親が口出ししない。


これはわたしのポリシー。


時に傷つくことはいい勉強になる。


相手に言われて悲しかったこと。それは自分も相手に言ってはいけないこと。

自分の悲しい気持ちを糧に優しい人になってくれれば、子供同士のけんかもいいんじゃないかなぁと。


子供が悲しい顔をしていたら、泣いてお友達を嫌いって言っていたら、皆さんはどうしますか?