今日は「いのちの授業」でおなじみの助産師さん鈴木先生の講座を体験してきました。
娘とは以前にテレビで鈴木先生の「いのちの授業」を見たことがあり、
「今日は本物の鈴木先生に会えるね~!」と娘も大張り切り。
手作りの胎児のぬいぐるみを抱っこするのが楽しみで仕方がないみたい。
まずは紙芝居からスタート。
ママのおなかに次の子が入っている設定で、上のお姉ちゃんがふてくされている場面もあり・・・でも最後は
「産まれてきてくれてありがとう♪」と命の尊さを家族みんなで心に刻むストーリーになっていました。
紙芝居が終わると、ピンクの布で作ってある筒状のものを、母親のおなかに腹巻のようにつけ、その中に子供がすっぽりともぐりこみ、昔お母さんのおなかの中にいたころのように丸まったり、頭を下にしてみたり、一緒に揺られてみたり・・・。
会場が熱気むんむんだったので、この作業はけっこう暑かったようであちらこちらから「あつい~」と子供が布からひょっこりと顔を出していました。
これが終わると一時 母と子が離れ離れになり、子供は会場にそのまま残り、母親たちは上階のセミナールームへ移動し、鈴木先生のお話を聞きました。
鈴木先生の「いのちの授業」にかつて参加されたお子さんが、その2年後に自殺してしまった話も出てきました。
先生いわく、二人兄弟の下の子で、お兄ちゃんが成績優秀であったために、母親が弟もそうでなければいけないとかなり細かく子育てをしてらしたとのこと。
ある日、自宅のドアノブに首を吊って命を絶ってしまった弟。
かなりプレッシャーだったのでしょうね・・・。
兄弟といえども別人格なのだから、個性にあった育て方をしてあげることこそが母親の役目なのではないかなぁと思います。
そんなお話を聞いたあと、子供たちの待っている会場へ戻り、いよいよ「産道くぐ~る」のコーナー。
お手製の巨大子宮と産道です。
子供たちがひとりづつこの中に入り、出口で待っている母親のもとへピンクのトンネルをくぐって出てきます。
出てきたこどもは「おぎゃー」と言いながらママに抱きつき、ママは「産まれてきてくれてありがとう!」と言葉をかけます。
今日やった子はみんな「おぎゃー」とママに抱きつき、ママも手を広げて「産まれてきてくれてありがとう!」と
しっかりとわが子を抱きしめていました。
娘の挑戦しました♪
家でははずかしいからやらない!と言っていたのに、終わったあとは「楽しいからもう一回やるー!」と言っていました。
命の授業を続けてこられている中で、この産道くぐ~るで親子関係がばっちり鈴木先生にはわかるそうです。
トンネルから出てきたこともを抱きしめられない母親。
トンネルから出てきても母親の方へ行かない子供。
いろいろな親子を見てきたそうです。
やっぱり「抱きしめる」という行為は、とても原始的ながら人間にとってとても重要な愛情表現ではないかなぁと思います。
娘が何歳になっても「抱きしめて」あげられる母親でありたいなと思ったのでした。