【リブログのweb魚拓】

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この話で思い出したのは、アニメ版あしたのジョー第12話「燃える太陽に叫べ」のエピソードで、矢吹丈が白木葉子に放ったセリフです(この回の話は、第11話の「地獄の底で燃えろ!」から視た方が、話の流れが分かりやすいかも)。

第12話で、矢吹丈たちが入っている東光特等少年院へ劇団を率いて慰問に来た白木葉子が、時を同じくして矢吹丈に会うために来た丹下団平とその子供たちが院内へ入る事を拒否されたのを許可してもらうように取り計らってくれた事に対して、矢吹丈が・・・





『つまり、万事恩着せがましいんだよ。遙か雲の上から優越感でやってる事なんだ。うわべだけの愛。形だけの親切。いわば全て偽物だよ~。 そうだ、もしかするとお嬢様(白木葉子)は、俺たちのためじゃなく、自分のために、こんな慈善事業をやる必要があるんじゃないのか!?どうだい図星だろ!?偽物の天使さんよぉ!』





・・・と、まぁ、こんなセリフを矢吹丈がぶちまけたんですよw

 

 


で、これってさぁ、自分の中では、「白木葉子=しんぐるまざあず・ふぉーらむ」と被ったんだよなw
矢吹丈が白木葉子に対して指摘したセリフが、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」に対しても、そのまんま当てはまるのではないか?と思いましたw

なので、もしも矢吹丈が実在していたら・・・・・

 

『しんぐるまざあず・ふぉーらむ?体験格差の解消?おこがましいまねするなってんでぇ!このすっとこどっこい!俺はひとり親どころか、親に捨てられた風来坊の孤児でぇ!いちいち上から目線で恩着せがましいんだよ!うわべだけの愛、形だけの親切、それらは全て偽物だろ!てめぇらはてめぇらの金儲けのためだけにこんな事業をやってるんじゃねーのか?どうだい図星だろ!?偽物の天使さんよぉ!』

 

・・・・・って言ってるかもしれないな~?と思いましたw





それにしても、「体験格差」って、何て上から目線な嫌な言葉なのでしょう・・・・
何をどうやったら、こうした言葉が出てくるのでしょうか?そうした語彙が出てくる思考回路を、自分は持ち合わせてはおりません。


これでは、いかにも、『セレブな私たちが、あなたたち貧乏人が一生お目にかかれないような高級な体験を恵んで差し上げます事よ!オホホホホ~!ただし、抽選ですけどね?抽選から外れた貧乏人は、ご愁傷さま~オホホホホ~!』と言わんばかりではございませんか?
 

 

関連記事として、以下のブログも載せておこう。

以下のように比較してみたら、同NPO団体の活動実態の歪な構造が見えてきた。

 

 




ちなみに、KCコミックス版第2巻の158~210ページに載っているエピソードが、アニメ版の第11話~第12話に該当します。


先述の矢吹丈のセリフが載ってる画像(コミックス版)は、以下のブログでも引用されています。

 

 

 





人には「分相応」ってものがあります。分相応を弁えないと、後々碌な事にならないんじゃないかと思うんですよね。そうした事が切っ掛けで心得違い思い違いが生じ、その後の人生に悪影響が出てくるんじゃないかとも思うんですよね。

自分が小中学生だった当時は、近所のお金持ちな同級生(まるで骨川スネ夫のようなご家庭だったw)の家に遊びに行くと、高級なオモチャやオーディオコンポが色々あった。それは、スロットカーとか、リモコンカーとか、エポック社のTVゲームとか、ONKYOのシステムコンポとか、Technicsのシステムコンポとかがあって、正直ちょっと羨ましかったけど、自分ん家は貧乏だったので、おねだりしてもそんなに物を買って貰えるはずもなく、「でも、まぁ、しょうがないよな」と諦めていて、一応、分相応は弁えていました。親からは「他所は他所、うちはうち。よその家と肩を並べようとするな。」と、いつも言い聞かされていましたし。

なので、自分ん家では、クリスマスの時に買ってもらったLEGOとかで遊んでました(これは当時でも割と安い方のオモチャだったと思う)。あとは、漫画本を買って読んだりとか、親の所有物であるOTTO(SANYO)のモジュラーステレオコンポ(それも安物のやつ)を間借りしてレコードを聴いたりしてましたが、これがまた音質が悪いのなんの(歪率やSN比が悪くてな~)

・・・という小中学生時代を過ごしていました。


そんなこんなで、高校生になってからは、National(現・Panasonic)のMSXパソコンを買って遊ぶようになったけど、それも親に買って貰った物ではなく、小学生の頃からコツコツ貯めた貯金で、しかも弟が貯めたお小遣いも併せた共同出資という形で買ったパソコンだったので(当時で79,800円)、そりゃぁもう大事に大事に使ってました。

自分が貯めたお金で買った物は、その有り難みが違いますね。なので、こんな高いオモチャを「欲しい」と言えばすぐに買い与えられてしまってたのでは、その有り難みが分からなかったと思います。当時、親からは「欲しいものがあったら、お金を貯めて買え」と常々言い聞かされていました。


・・・という訳で、今現在は、セレブな高級寿司店には縁もゆかりもなさそうな自分ですが、何も高級寿司店に行けなくても、自分はパック寿司で満足してますよw これは別に何も僻みで言ってるのではなくて、「自分は分相応というものを知っている」という事です。高級寿司店というものは、高いというだけでなく、それ以前に、自分には場違いな感じがして入りずらくてなぁ・・・要するに、「気軽に食えるパック寿司の方が、自分には合ってます」という事ですw


自分ん家の近所のスーパーで売ってるパック寿司は、海が近いという事もあってか、ネタの鮮度が良いので、パック寿司でワンコインにもかかわらずハイクオリティで、結構美味いんだなこれが。

パック寿司でもこのクオリティで食べられるようになったのだから、良い時代になったものですね。

「パック寿司」というビジネスモデルを作った先駆けである「小銭寿司」に感謝です。