スコーピオンズのウィンド・オブ・チェンジは1990年にアルバム『クレイジー・ワールド』に収録された曲で、歌詞が2度変更されている。最初は“I Follow the Moskva / Down to Gorky Park ~モスクワまで行き/ゴーリキー・パークで”という歌詞であった部分だ。1989年に冷戦が終結し、ロシア(旧ソビエト連邦)、ゴルバチョフ時代のソビエト連邦においてペレストロイカ(perestroika、改革)の重要な一環として展開された情報政策「グラスノスチ」を祝う歌詞とされている。
一度目の変更
しかし、2023年に“Now listen to my heart / It says Ukraina, waiting for the wind to change ~今、心に耳を傾ければ/ウクライナが、風向きが変わるのを待っているという声がする”と変更した。2022年にロシアのウクライナ侵攻の発生にともないウクライナ支援を表明するためとのこと。この演奏は2023年の音楽ドキュメンタリー映画『YOSHIKI: UNDER THE SKY』で公開された。
二度目の変更
さらに2025年発売の結成60周年記念ライヴ・アルバムでは同歌詞の部分が、“Now listen to my heart / it still believes in love / waiting for the wind to change(今、心の声に耳を傾ければ/それは変わらず愛を信じて/風向きが変わるのを待っている)”に変更された。ハマスやガザの問題がきっかけだ。
ボーカルのクラウス・マイネはロック・シティのインタビューで「僕たちは屈せずに平和な未来が訪れるとうたっているんだ。」「89年と90年い僕たちが見た世界はよい方向に変わろうとしていた。」「そういう日に戻ることを願っている。僕は新し歌詞でそれを言おうとしているんだ」と語っている。
音楽番組のミュージシャンのインタビューを見て、珍しく感動してしまった。
オリジナル
Scorpions feat. YOSHIKI - Wind Of Change (YOSHIKI: Under the Sky)
Wind Of Change (Coming Home Live)
参考
1.「ウィンド・オブ・チェンジ」の歌詞を変えたスコーピオンズ「今はロシアを美化する時ではない」
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