朝ごはんが食べられそうなお店を探して、仙台駅へ。
ニュースの映像などで見ていたけど、割れていないステンドグラスを見てちょっと安心。

駅の中の店は開いているところが多い。優先的に復旧したんだろうな。

でも、どの店の前も行列ができている。考えることは皆、同じ。

朝だし、並ぶより少し待つことを選択。トイレに行って(相変わらず仙台駅のトイレはきれいだ)、ペレストリアンデッキから街を眺める。


仙台の街にも随分来ていなかったので、高いビルが増えていることに驚く。

SSサーティの隣にも同じくらいの高さのビルがある。地震でよく倒れなかったものだ。さすがは日本一揺れる県の県庁所在地。


でも下を見ると、工事車両が多く、バスプールの付近には資材の山。
1ヶ月近くたって目に見える傷は無いようにもみえるけど、壊れたもの、直したもの、これから直すものも確かにたくさんあるんだろうな。


そんなことを考えながら、時間を過ごし、やっと朝ごはん。

結局並んで入って、その後しつこくゆっくり、まったり。

隣のOLさん風のお姉さん達の会話から、「避難した」とか「避難所にいる」とか「薬が無かったから」という言葉が漏れ聞こえ、訳もなくドキドキする。

ここはこういう会話が日常になっている場所なんだなあ。とボンヤリ思ったりする。

だからどう?ということもなく、訳もなく。とかボンヤリ。とかしか考えられない自分にも気が付く。
だからどう、ということもないんだが。


完璧に言葉が通じるだけで、外国へ来たような感じなのだろうか?
外国なんて1度しか行ったことがないけど。

それか、まったく異業種の職場を除くような感じ。

遠いところからすごく客観的にしか物事がとらえられない。

隣のお姉さんの会話も意味はわかるけど、まるで違う世界の話。


ぐるぐる考えてたら、休息にも疲れてきたので立ち上がり店を出る。


券売機で終点までの切符を買う。

320円。

まだそこまでしかJRは復旧しておらず、その先はバスで実家へ向かう。


向かう。はずだったんだが、改札を入ったところでお土産にえっちらおっちら運んできた「赤福」を持っていないことに気づく。
慌てて事情を説明して、改札の外へ。

おそらくトイレだ。

トイレ確認。


無い。


トイレからしょんぼり出ると、目の前に派出所がある。

駆け込む。


トイレに忘れ物したんですが、届いてませんか?


何時ですか?


今日です。今さっきです。8時ごろです。


なにを忘れたんですか?


赤福です。


え?


あ、あ、お土産。お土産の赤福です。


あーお土産ね…今日はまだ落とし物は届いてませんよ。


(じゃあ、言わせんなよ恥ずかしい)
でもただじゃ起きない。というか少し冷静になって、改めて駅の忘れ物センターの場所を聞いて派出所を出る。


忘れ物センター。
本来ならば駅3階にあるのだが、今は臨時に設置してあるらしい。
9時にしか開かないので10分ほど待つ。

待つ間に、もう一度トイレを覗く。

でも私が入った個室のドアがなかなか開かない。

しかたなく、お掃除に来たお姉さんに聞いてみる。

忘れ物センターの位置と臨時の事情の説明をまた聞く。

まだ出てこない。


その間にとっくに9時を過ぎる。


何やってんだ。まったく。

続く
4月4日夜行バスで仙台についた。
バスの乗務員さんが正面に見える茶色の建物が仙台駅です。って言っていたけど、工事の足場と網(なのか?なんというんだあれは)におおわれて建物なんて見えやしねぇ。

ま、いいです。わかりますから。


バスを降りて何処かで朝ごはんを食べようと駅の方へ向かう。
どの店もガスが出ない、材料が届かない。で休業中。

高校生のころよく行った立ち食い蕎麦の店もしかり。
店の前には休業のお詫びと、ガス屋さんが留守の時に来た場合のメッセージがはってあった。
早く来てくれるといいな。ガス屋さん。


ってここまで書いて気がついた。私ってば女子高生と言われるころに、よく行ったお店が「立ち食い蕎麦の店」だったわけね。

うん、今の自分との地続き感をビンビンに感じるね。
続く
今日であの地震から1ヶ月がたちました。

4月4日から4月10日まで宮城県の被災地へ行ってました。

夜行バスで行って、夜行バスで帰ってきたので今、自宅に戻りました。


現地で見たこと聞いたこと忘れないうちにメモしておこうと思います。