
平松伸二先生の伝説的バイオレンスアクション『ブラック・エンジェルズ』が、江戸時代を舞台にリブートした傑作**『大江戸ブラック・エンジェルズ』。その物語の核心に迫る第7巻(SPコミックス)**は、シリーズのファンも時代劇ファンも唸らせる、手に汗握る展開が満載です!
時代劇の深みと『ブラエン』のバイオレンスが融合
本作の主人公は、表の顔は冴えない浮世絵師「雪士」。しかし裏の顔は、法の裁きから逃れる「外道」たちを容赦なく地獄へ突き落とす闇の仕置人です。原作『ブラック・エンジェルズ』が持つ「法で裁けぬ悪は、闇が裁く」という骨太なテーマはそのままに、舞台が寛政の江戸に移ったことで、物語に独特の深みが加わっています。
7巻では、大奥という閉鎖された空間を舞台にした凄絶な死闘が描かれます。豪華絢爛な大奥の裏側で渦巻く権力争いと、そこに巣食う外道たちの非道。このコントラストが、雪士の仕置きの凄惨さを際立たせ、読者に強烈なカタルシスをもたらします。

7巻の見どころ:凄絶な「大奥の死闘」と物語の急展開
第7巻のハイライトは、クライマックスとも言える大奥での戦いです。
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「大蛇に丸呑みにされる別式女」 という衝撃的な描写に象徴されるように、平松節炸裂のケレン味あふれるバイオレンス描写が全開!
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舞台は炎上し、阿鼻叫喚の様相を呈する大奥。この極限状態の中で繰り広げられる雪士の仕置きは、緊迫感と爽快感が同居しています。
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さらに、物語は将軍・家福や、雪士(雪藤)と深い関わりを持つ麗羅、松田といった主要キャラクターたちの思惑が複雑に絡み合い、一気にクライマックスへ向かいます。
「なぜ、悪はここまで徹底して悪なのか?」
平松作品の特徴である、後天的な悪に一切の善の心を取り戻す描写がない「外道」たちを、雪士が冷徹に裁く様は、読者に強烈な正義の快感を与えます。

現代に響くテーマと圧倒的な画力
『大江戸ブラック・エンジェルズ』は、単なる復讐劇で終わらず、権力、腐敗、そして真の正義とは何かを読者に問いかけます。平松伸二先生の魂がこもった圧倒的な劇画タッチは、炎や躍動する肉体を迫力満点に描き出し、時代劇漫画の新たな金字塔を打ち立てています。
バイオレンス、アクション、そして勧善懲悪の物語を求めるすべての人へ。法で裁けぬ悪人に苛立ちを覚えるあなたにこそ読んでほしい、魂を揺さぶる一冊です。



