帰りの途中、信号待ちをしていたときのことである。

キーーーーーーーーーーッ!

俺の前で女子高生がチャリを止めた。

何をするのかと思ったら、女子高生が自転車に乗りながら
地面をまさぐる。

どうやら、パンを落としたらしい。。。

軽く目をやると、まだ一口も食べていない。

女子高生は、そのパンを拾い、再発進。






5m進んだところで、

キーーーーーーーーーーーッ

また落としてました。。。



どうか、、、どうかもう落とさないで、、、



今日の教訓

パンは落ちる



プシューーー

ドアが開く。


アナグマ防御の型 発動!
臨戦体勢を整えた。


ラッシュという名のビッグウェーブが
俺に襲い掛かる。


防御の型は完璧だった。


鼻息を荒くしたサラリーマンが次々に
俺の前を通過していく。


今日も盤石だ。


そう思っていた俺に魔の手がのびる。


アナグマ防御の型の中枢をになう右手がやられた。


ものすごくあっけなく。


ドアの手摺りを握り、防御の型を発動している
俺の右手をドアの外から



グイッてする奴がいる。



グイッて。



一瞬何が起こったのかわからない。
直径5センチくらいの俺の脳がフル回転する。


俺はすぐさま、犯人を突き止めた。
こいつだ。
このおばさんがやりやがった。


このおばさんは、あろうことか、ドアの死角を
利用するという悪質かつ巧妙な手口により、
鉄壁を誇るアナグマ城の一角を崩したのである。
更には、キャプテン翼の日向君をも凌ぐ強引な
ドリブルにて俺を抜き去ろうとする。

さすがにそこはアナグマスベシャルを発動し、
ことなきをえた。


幸いにも被害は軽微なものであり、すぐさま
復旧に成功したが、あぶないところだった。


あやうく大惨事である。
まさに俺の電車人生を覆しかねない忌ま忌ましい
出来事であった。


この時俺は、防御の型をアナグマ2009へ
バージョンアップしようと決意した。



その時の教訓。

オバタリアンおそるべし。

ある方の進めで始めたマイブログ。
なかなかに書くことがない…。

と思っていたある日のことである。


通勤に電車を使うことが多い俺は、その経験から
いくつかの法則やルールみたいなものが自分の中で
作られている。

自分が電車に乗ったときの居場所が肝心で、
最高なのは角の座席に着席できたとき。

それだけで一日ついている錯覚に襲われる。
まさに至福の一時である。

次は普通の座席で両側を見知らぬ誰かに挟まれての
着席である。

ま、なんてことはない。

座れないときの最高峰はドア付近の角。
ここは本当に最高である。
将棋で例えるならアナグマだ。
いかに満員電車とはいえ、難攻不落である。
この牙城を崩すことは、あの諸葛亮でさえ難しい
ことだろう。

朝の通勤時は座れることが皆無のため、必然的に
この位置が俺の中でマックスなベスポジである。


ある朝、幸運にもこの位置に陣取ることに成功。
これで今日は安泰だと息をついた。

だがその時の俺は、数分後にふりかかる災難に
気付くはずもなかったのだ。

浮かれ気分の俺が、乗り降りの激しい、ある駅に
着いたその時、それは起こったのである…。


あの忌ま忌ましい出来事が。



(つづく)