黄金色に色づいた銀杏が見ごろを迎えた上野恩賜公園内、東京都美術館において第47回東京書作展(11月19日~24日)が開催されました。審査会員としてOG会副会長の堀江葉彩(加代)様が出品されました。


お作品は、三好達治の詩を、独自の文字で創作した作品です。ポイントとなる「波」に合わせたような水色の背景により作品が生え、温かみのあるお作品でございます。
 
堀江さま お作品


われはうたふ
越路のはての艸の戸に
またこの秋の蟲のこゑ
波の音
落日
かくてわれ
秋風にただ一つ
わが身の影を
うながすよ
 
堀江さまは、制作にあたり趣を変えた作品に挑戦されたことや、余白や空間の取り方、滲みの出し方に苦労されたことなどお話くださいました。作品作りにおいて掘り下げ、探求するお話を直接伺うことができ、大変有難いことでございました。
 
会期中、OG会会員の皆さまのご来場もございました。今後も書道を通じた会員の皆さまとの親睦を深めることができれば幸いです。
 
会場にて


会員皆さまと共に