みなさんどうもSKIPSTONEです。


今回のブログは卵詰まりについてです。

今回経験した事は

ボールパイソンの繁殖をしている人

繁殖をしたいと言う人達と共有すべき

案件と思いましたので紹介させて頂きます。





今シーズンの8番目のクラッチで異変が起きました。


今回の主役はVPIアザンスピナー♀です。

最終脱皮を6/27にした際に約1800gの

初産個体です。



最終脱皮後28日の7/25の夕方に

産卵が始まりました。


この日は日曜日だったので在宅しており

ちょいちょい覗いて

またひとつ、またひとつと

順調に産卵してくれていました。


産卵開始から2時間後に6個の卵を確認。

まだ体に膨らみがあり何個か残っているのを

確認して全部産み終えるのを待ちます。



ところが……1時間経っても産みません。

2時間経過した時点で6卵の回収をしました。

その際、触診で1個か2個かが体内に

残っているのを確認して卵詰まりと判断しました。

総排泄肛から20cmのあたりで詰まってます。




産卵のタイミングは母体が

決める訳ではなくて

卵の方がそろそろ酸素が足りないから

母体に外に出してくれ

となって産卵が始まるんですね。


したがって産卵開始から時間が経てば経つほど

酸欠で卵の生存が厳しくなります。


それからマッサージや温浴をして産卵を

促しましたが卵の位置は変わらずに

33℃位の温度でキープしました。



すると翌日の昼前になって1個が総排泄肛の

近くまで降りてきました。


このまま産んでくれるかな~と

職場のデスクで仕込んで置いた監視カメラで

観察しました。


ところが……

何度いきんでも出てきません。




もう見てるこちらがスースーハ-です💦


ちょっとおかしいなと思い

慌てて帰宅して押し出してやることに


すると糞の様な異物が総排泄肛に引っ掛かって

いました。

その異物を取り出して卵も押し出しました。

異物を調べたところマウスの毛の塊が

変な形で硬化して蓋の様になっていました。


最初の産卵から18時間経過してましが

血管が見える事からインキュベーターにて

保管しました。


残る1個がまだ降りてきていません。

まだ総排泄肛まで15cm位あります。


引き続きマッサージ、温浴、33℃でキープを

続けます。


ここまできたら卵はだめでしょうから

母体を守ってあげないといけません。


日曜日に産卵が始まり

月曜に詰まっている1卵を押し出し

火曜日は様子を見ましたが変化なし

水曜日に動物病院に連れていき

カルシウムの注射と点滴をしてもらい

様子を見ましたが木曜日になっても変化なし。


金曜日にボール仲間の人に勧めていただいた

違う病院に連れていきました。


病院でレントゲンをとり1卵がまだ体内に

あることを確認。


ドクターからは2つの選択肢を示されました。


1.陣痛を促進するホルモン剤の投与


2.圧迫により排出する。


圧迫による排出はこの場で解決できる

可能性があるが

もしも体内で卵が破裂した場合に

炎症等を起こす可能性

並びに卵管を傷つけてしまう可能性が

あるとの事。


2番目は最後の選択として

とりあえずは母体に優しいであろう

1番を選択しました。


すると翌日の土曜日

ホルモン剤の投与から18時間後

総排泄肛まで卵が降りてきました。

いきみ始めたのでアシストして

排出に成功。



ほっとしました。



最初に取り出した詰まってた卵は

腐り始めましたので廃棄しました。


取り急ぎ書きましたので

読み辛い文章になってしまいましたが

産卵シーズンの中、同じ状況の方がいて

お役にたつ事もあるかと思い記しました。


いました。しました。

ばかりで語彙力不足で申し訳ありません。


原因についてはまだ解りませんが

土曜日の夜、餌も食べてくれたので

体力の回復に務めたいと思います。


ネットワークカメラが大活躍でした。