V7(カフェ)クラシックの始動性の悪さについては雑誌の記事や様々なところで指摘されている様に思います。
雑誌についてはさすがにスポンサーへの気遣いから大っぴらには書いてはいませんが、若干なりとも触れていたりしますからその悪さは想像がつくとは思います。
実際にボクはグッチの販売店に電話で問い合わせた事がありますが「そのバイクは非常にエンジンが掛かり難いです」と言われたことがあります。
ところが、自分の近くにいる同型のV7乗りやフェイスブックでのコミュニティー内でも始動性の悪さはあまり聞きません。
個体差なのか何なのか??
イマイチ良く分かりません。
しかしながらボクの個体が超掛かり難い事に間違いはありません。
この6年間試行錯誤してはいましたが、大きく進展する事も無く・・・・
しかし
ついに今朝すべてが解決いたしました!
いつもお世話になっているグッチ仲間の先輩に相談していたところ、
「シリンダーに付いている温度センサーが悪いんじゃない?」
メカ音痴のボクは初めて聞いたパーツ名です。
そもそもエンジンの始動性に温度センサー??
先輩は続けます
「自分の勘では犯人はこのセンサーの確立70%です」
このセンサーをとりあえず引っこ抜いてエンジンを掛けてみて、それで直ぐに掛かるなら犯人はこいつと特定できるそうです。
これはもうやってみるしかありません!
さっそく右シリンダーを覗き込むと、青いカプラーがみえます。
こいつが温度センサーなるものらしい。
狭くて指が入らないので、手前にある同型の黒いカプラーを引っこ抜きます。
そして隙間が出来たところで本丸の青い温度センサーのカプラーを引っこ抜くことに成功しました。
さあ
それではエンジンを掛けてみましょう!!
気温9度の中、いつもなら真夏でもバッテリーが空になるまでセルを回さないと掛からない筈のエンジンです。
なんと!1発始動です!!
しかもアイドルアップレバーを引かずにです!
気温9度ですよ!
しかも始動後すぐに回転が安定します!
ついに犯人をみつけました
こいつが6年間悪さしていたんです。
犯人の名前はシリンダーヘッド温度センサー
右側シリンダーの後ろにこっそり付いてます
犯人が見つかれば後は逮捕してポイして新たなセンサーに変えるだけです。
弱いトルクで締めつけてあるのですが、指が入らなくて回し辛いので19mmのギヤレンチでカリカリと回したら簡単に外れます。
そして今朝速達で先輩から届いたブレバ750から外した温度センサーが左です
これに先ほどのギヤレンチで逆の要領でぐりぐりと回して取り付けです
さあこれでセルを回して1発でエンジンが掛かれば6年間の苦労から解放されることになります。
ドキドキしながらセルを回します。
そして、
物凄くあっけなく1発でエンジン始動しました
そりゃそうですよ、インジェクションですよ?!
今までは何だったの?
乗る度に近所迷惑にならないように200mバイクを押して人気の少ない所に行って延々とセルを回し、それで掛かれば良いけど下手するとバッテリーを空にしてまた200m押して帰る・・・
さっき試運転してきましたが、何の問題もありません。
それどころか、今までならそれなりに暖機していてもしばらくはロデオ馬に乗っているかの如くギッコンバッタンしていたのが、エンジン始動してあまり暖機しなくてもある程度普通に走れます。
すこしメカノイズが大きいですが問題なく走れます。
これなら走りながらの暖機もできますね^ ^
嗚呼これで晴れてV7cafeはボクのアガリの大型バイクになりました
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