No.1Solution 正岡元樹

No.1Solution 正岡元樹

株式会社No.1SolutionというIT会社の社長をしています。



フリーエージェントとは、組織に雇われない働き方をする人々の呼び名で、フリーランス(個人事業)、臨時社員、ミニ企業家(会社設立)の3種類に分類されています。言い換えると、インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた人々のことを指しています。

何故フリーエージェントがこれから普及していくのか。
ダニエル・ピンク氏のフリーエージェント社会の到来によると、

1.終身雇用制度の崩壊により、会社と個人の関係が変わった。
2.コンピュータが小型化、自在にネットワークへ接続できるようになったことで、個人が生産手段を安価に手にすることができるようになった。
3.生活水準が高くなり、働く目的が生活の糧のためではなく、仕事にやりがいを求めるようになった。
4.企業の寿命が短くなる反面、個人の寿命は伸びて、会社より長く生きるようになった。

つまり、大企業が大量の社員を終身雇用する経営モデルにリスクが出てきた、企業のライフサイクルが短命化して一生勤務できる補償が無くなってきたことで、会社人間として忠誠をつくすような働き方そのものにリスクが生まれてきたということです。分散型の投資をするように、複数の企業と仕事をしてリスクヘッジすることが不可欠な時代となったわけです。

そして、パソコン&インターネットの普及が、個人のこうしたワークスタイルの実現を可能にしています。
 
日本でも、経済の低迷から終身雇用制度の崩壊が進んでいます。今後、不良債権処理が本格化すれば、大量のリストラが敢行されるでしょう。となると、日本でも、フリーエージェント化が進むのは、そう遠い話ではなさそうです。


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