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このところ気分の乗らない日々が続いてた

7月の車検もスルーしそうな勢いで

「あー このまま乗らなくなんのかなー」

なんて日々だった2016シーズン序盤。



いろいろワケはあったけれど、最大のキッカケは友人のクラッシュだった。


もう長いこと乗り続けてる、数少ない仲間。

まだ中免膝スリ覚えたてのオイラを、愛車カタナのタンデムで

この世界へ誘ってくれたひとり。


ひどいケガだったけれど、病院のベッドで顔を見れたときは

こみ上げるものがあった。



「生きててよかった」



オートバイなるモノに乗っていると、いつだって襲ってくるアクシデント。

毎年のように聞こえてくる死亡事故

誰彼ともなく失われていく命....




ちょっとまってよ


バイクって、楽しいモンじゃなかったっけ?



20代前半のスーパーイリーガルな時期は、誰もが経験すんのかは知らないけれど

公道レーサーよろしく、キャノンボーラー達の高年齢化が気になるこの頃。




「上手くなりたい」「速くなりたい」


若さ故の、はやる気持ちをたしなめるハズのベテランライダーは何処へ行ってしまったのか…



大事な、大切な仲間が、身をもって教えてくれた教訓。

なのに、自分達の走るスピードを棚に上げて、クルマや運のせいにして気付かないフリ。


公道スピードが60Km/h基準ってことは、忘却の彼方...




飛ばすのが楽しいコトは百も承知。

時にはカッ飛んで遊ぶのも、もちろんアリだろう



だけれど



そろそろ「自覚」を持った、分別ある走り方、楽しみ方を求められてる気がする。



日々、進化の止まない高性能マシン達。

でも、それなりの年齢になって、背負うモノもある年頃。



車種を変えて、満足できるスピードを考えたり、

走る場所をサーキットにしたり

リスクを減らす手段はたくさんある。



死んだらなんにもなんないよ




そんなシーズンも、もう終盤。


下がりきったテンションは、タンデムで走ることで取り戻したみたい。





「あぁ、やっぱりバイクはいいなぁ」





今、そう思えるのは、亡くなっていった友人、知人達のおかげ。





そんなキモチの今日は、24年前からジブンにとって、忘れられない特別な日。


残されたオートバイ人生を、大切に過ごしたい。




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