多くの小学生がつまずいてしまう算数の文章問題
計算問題はできるけど文章問題となってしまうとさっぱりという生徒さんも多いと思います。
そこで今回は文章問題に強くなる方法を紹介します
文章問題に強くなる方法、それはズバリ・・・「文章題を図的に表現する!」です。
例えば
問:バスケットの中にりんごとみかんが合わせて9個入っています。りんごの方がみかんより3個多く入っていた場合、バスケットの中にりんごはいくつありますか?
解答:
みかんの数を仮に1ユニットとすると
りんごの数は1ユニット+3個になる。
りんごとみかんの合計数は9個なので、まずりんごとみかんの差である3個をマイナスすると
2ユニット分の値がわかる。
2ユニットは9-3=6
つまり、1ユニットは3個ということになる。
したがって、りんごの数は
3+3=6
答え:6個
このように、長くて難しそうに見える文章問題も図に表わしてしまえば視覚的に問題を把握することができます
つまり、一度この図を書いてしまえば問題文を何度も読み直さなくても分かっているところ、分かっていないところ、求めたいことがすぐに分かるのです。
この方法は「シンガポール式算数」と呼ばれており、世界的学習調査でも常にトップを争う成績優秀国シンガポールの算数の教科書で用いられている方法です。
さまざまな形式の文章問題にこの方法は使うことができるので、是非算数の指導にこの方法を取り入れて見てください
参考書籍
- 世界一の学力がつくシンガポール式算数ドリル 小学1~6年: 「バーモデル」で文章題にとことん強.../平凡社
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