昨日、放課後デイから帰ってきた息子。

私が職員さんと話をしている間、笑顔でフェンスに乗り何かを見ていた。

近所の女の子たちが楽しそうに遊んでいる姿だった。

その女の子とは今朝、息子を迷惑そうに肘で押し返していた子だ。

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その女の子が友達を呼んで外で遊んでいた。

職員さんが帰った後、家に入ろうとしてもまだフェンスにしがみついている。

「ジンくん、家に入るよ」と呼びかけた。

家に入ると息子は

「ソトデアソンジャダメ？」と訊いてくる。

要は、あの楽しそうに遊んでいる女の子たちと一緒に遊びたいということだ。

「ダメ。うちのお庭でだったらいいよ」と伝える。

今朝の近所の女の子はおそらく息子のことを快く思っていないだろう。

それと、あそこのお母さんもうちと関わりたくないという雰囲気が普段から出ている。

保育園に通っていたとき何度か至近距離で会うことがあったが

絶対に目を合わせない。

例の女の子が「ジンくんだ」と息子に気づいて声かけているのに目が合わない。

例の女の子と私がしゃべってるのにこちらを見ない。

明らかに避けてる。

最初は普通だったんだけど、息子が障害を持ってると気づいたあたりからそんな態度になった。

そんなママと、今朝の女の子の息子に対する態度から

そんな集団に飛び入りで加わっても女の子たちにとって招かざる客。

しらーーっとなるか

完全に存在を無視されるか

なぜかみんな女の子の家に入るか

だからダメと言った。

「ソトデアソンジャダメ？」

「ジンくん、一緒に遊ぼうって言われた？言われてないのに急に行ったら「え〜〜？」ってなるよ」

玄関の上がり框に腰かけた状態で息子は無言になった。

その背中を見ていて胸が締め付けられるような気持ちになった。

息子はただ、楽しそうなところに飛び込みたかっただけ。

無邪気で無垢な息子の心を傷つけてしまったような気がした。

僕は歓迎されてないんだ。

そういうふうに思ってしまったかもしれない。

息子の世界では、誰と誰が友達だから遊ぶとかはない。遊ぶグループという概念もない。

楽しそうだったら見ず知らずの子たちであっても自分が加わるし、誰が加わってもいい。

保育園くらいまでだったら通用するかもしれない。

でももう小学生で特に女の子はグループ意識や友達意識が強い。

もしかしたら予想に反して、

あの女の子たちは快く仲間に入れてくれるかもしれない。

でも、ごめん。

私は、息子が拒否されている姿を見たくない。

息子が無下にされている姿を見たくない。

それに気づかず楽しそうに笑っている息子を見たくない。

これは私のわがまま。

無言の時を経て息子はリビングに入った。

息子がどう思ったのかは分からない。

私は涙が出てきた。

「ママナイテルノ？ナンデ？」

「悲しくて」

今朝の人との距離感といい

成長するにつれて相手がどう思うのか考えて行動していかないといけない。

社会性なんて、めんどくさい世の中だね。

心が痛い