元気ハツラツかと思いきや、じっとり湿度が充満するし、いきなり爆発するし、儚く消え入るように演奏は終わるし・・・・。
よくもまぁ、モーツァルトの平易な楽譜からこんなに鮮やかな演奏ができるねとほとほとこのおじいちゃんのバイタルの凄さに驚かされるし、音楽家としての才能の凄さに感服してしまう。
面白い‼︎痛快な演奏が続く。
アーノンクールは昔から［そんなに年でもないですが・・・］好きな指揮者であって、ほとんどの正規版は愛聴してきた。
それでも今回の演奏には驚嘆した。というか、長年聴いてきたファンだから、嬉しいのかもしれない。このおじいちゃんの元気の良さに。
だけど、この演奏、毒っけ十分なので、モーツァルトをいざ聴くぞ！という初心者の方にはオススメしないかな。
モーツァルトの優美、可憐な王道の演奏を耳に馴染ませてから聴くことをオススメします。
その方が、この演奏の面白さ、奥深さに気づくはずなような気がします。
もちろん、優雅なモーツァルトも最高ですよ！
どちらもあり、同じ曲を色々なバリエーションで味わえるのが、再現芸術の最高の醍醐味ですからね！
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